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桜舞

            Bako・・・可愛い孫たちが付けてくれた愛称。 ちなみに孫たちは[Bakoちゃん]と呼ぶ。  雅号は「水絵」!!風の吹くまま気の向くままに―

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第44番札所

  1. 2007/05/10(木) 13:47:50|
  2. ■同行二人-風遍路
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菅生山大寶寺すごうざんだいほうじ

発心してちょうど一年の5月3日。
高原の爽やかな朝靄の中・・久万の二ヶ寺を目指して―
久万方面へ行くのはTochiのラグビー応援以来四年ぶりである。

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 早苗積み 走る車の後ゆけば

           光る水田 鯉泳ぐ空 


四国一の大草鞋が山門に奉納されているらしいが次の難所に体力を温存しておこうと本堂の下まで車で行った。

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久しぶりにお寺の鐘を撞く。
澄んだ空気の中いつまでも余韻を残して・・・

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―四国カルスト古岩屋―

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四千万年もの歴史を持つ古岩屋礫岩峰。
空に向かって伸びる円錐状の100mの巨岩が20個以上。
60mクラスや岩屏風をいれると90個は越す奇岩群。


   20070510131734.jpg

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神秘的で中国っぽい(行った事ないけど)
西遊記で見たような風景―“山椒魚の化け物” が出る訳だ―

第45番札所

  1. 2007/05/12(土) 23:49:13|
  2. ■同行二人-風遍路
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海岸山岩屋寺かいがんざんいわやじ

八十八ヶ所中一番の難所。
600mの山急勾配の参道を登り266段の石段をのぼり・・その奥・・

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参道の登り口・・

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まだまだ・・・
写真では分かり難いが結構傾斜がある。
下りでオットットってなったら止まらないだろう位な・・

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随所に立て札が・・
どうやって気をつければ良いの?

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もう相当ハア~ハア~しているのに・・・

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やっと山門にたどり着く。

 此処までと 子らに賽銭ことずけて

            山門で待つ年老いた媼(ひと)
 

聞けば86才だと・・・
(ここまで上がって来たの凄いじゃん~負けられません!ファイト!)
           
見上げるばかりの266段の石段。

下って来る人は 口々に
「こんにちは!もう少しです」
「頑張りましょう!」

「こんにちは!良いお参りで・・」
「有難うございます」

 声かけて 励まされつゝ励まして

            登る岩屋の長き石段
  

声だけは元気に“ラ音”で挨拶する。
“ラ音”の発声は元気で明るく朗読の時子供のセリフは“ラ音”で読む。

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至るところにたくさんの石仏。

途中にベンチが置いてあってよたよた登っていた私を見かねたか
「休んでいきませんか」
と声をかけ疲れて居る時には良いんですよとキャラメルを一つくれた。
さっき峠で追い越したバイク遍路の女性。
武者修行のように背中にお軸をいれた袋を斜にかけ白衣をなびかせて走っていた。
お寺に着いてから追い越されたのだろう。
御主人と関西から遍路に来て御主人は自転車で廻っているとの事。
お参りは一緒にしたいので待っていると・・・
そのうち御主人が来て見たらがっしりした体格で
―競輪選手やったかもな―なんて思いながら・・・

20070510163218.jpg


本堂は奇怪な山容の巨大な岩石に覆われ食い込むように建てられている。
あっ!猿の顔に見えるってこれかな?
―ひろぽんちゃん!石猿だぁ―

本堂横の梯子を二十歳そこそこの男の子二人。
するすると登り始めた。
一人は上まで上がり後の子は3分の1位でバックした。
上に上がった子・・

「こえ~~

と悲鳴をあげ・・ 
降りようと梯子に足をかけるが
「こえ~~マジこえ~~
「こえ~~ソウトウこえ~~
「こえ~~
「こえ~~
を連発して足が動かない。

下から見てた人達が
「上見るな!」
「下見るな!」
「目つぶって降りろ!」

「こえ~~チョウこえ~~
「こえ~~ゼンゼンこえ~~


あらゆる「こえ~~」を連発しながら降りて来たのを見た私は梯子の側までも行けなかった。

これより奥に300m山道を登ると岩場になり鎖とロープで10m・岩の裂け目を5m歩きそこから13m鎖で登りそれから梯子で21段。

『迫割禅定』

『高所恐怖症の方・目・足の悪い方ご遠慮下さい』

すべてに適合する私。

本堂横の梯子さえ登れない私は潔く諦めた?
いや未練はあった(登れるとこまで登ってみようか・・)
「おまえなぁ~登ったら降りないけんがぞ」
「降りる方がよっぽど怖いの見たやろが・・・
途中で降りる云うても後ろから人が登って来たらどうする?
バスやないがやけん[ここで降ります]云う訳にいかんがぞ」
Jikoに云われ・・・渋々諦めた。

万が一落ちたら救急隊員にも迷惑掛けるやろうし・・・

三徳山の“投入堂”に続き二度目の挫折。



弘法大師の穴禅定

  1. 2007/05/17(木) 17:07:52|
  2. ■同行二人-風遍路
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『迫割禅定』を断念した私は『穴禅定』への挑戦を・・・
ほら穴の前で奥を覗いて迷っていた中年の女性二人。
「私が先に入りますから・・・一緒に行きましょう」
何を血迷ったか~普段なら絶対に吐かないセリフ。
『迫割禅定』を断念した反動からか・・
思わぬ勇気ある行動に出た私。

入り口から2m程は手すりがあるが後は真っ暗。
遠くに蝋燭の灯りがぼんやりと揺らめいている。
私を先頭に二人の女性。
しんがりはJiko。
私は“座頭市”よろしく金剛杖を左右に振り回し足元をコツコツ。
カメラのフラッシュで方向を見定め進む。
「段差は有りませんがこれから登りです。
足元には岩が出ていますから足は高く上げて歩いて下さい
すり足ではつまずきますよ」
「あまり右に寄ると岩があります。
私の声の方へ進んで下さい」
コツコツ!
コツコツ!

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灯りがわりのカメラに写っていた穴の様子。
思ったより奥は深く広かった。

無事お参りを済ませて外へ・・・
奥まで行った私が最後に出るともう女性の姿はなくバツの悪そうな顔をしたJikoひとり。

Jikoの云うには、途中でつまずいたんだと・・
転けそうになって空を泳いだJikoの手が思いっきり掴んだものは・・・
前を歩いていた女性のお尻・・・

恐怖?驚愕?
それとも物に動じないお方だったのか
「アッ!」とも
「キャ!」とも
一言も云わなかった女性。
後方でそんな事があったとは露知らぬ私。

―さぞ驚かれた事でしょう。
場所も場所ですしなんの邪心も故意でもありません。
又、「やれ!!」と云ってもそのような事の出来るJikoではございません。
お許し下さいませ―


下りの坂道で
「お帰りなさい」
と生姜湯のお接待。

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 生姜湯の接待受けし 山桜

            ほろほろ散りて喉に沁みおり 


「疲れもとれるし風邪にも効くんよ」
生姜と黒砂糖と後何か漢方薬のような香りがした。

第46番札所~第47番札所

  1. 2007/05/20(日) 12:11:01|
  2. ■同行二人-風遍路
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医王山浄瑠璃寺いおうざんじょうるりじ

これより松山市街地に入り“砥部”に向かう。
町中のお寺が続く。

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樹齢1000年のイブキビャクシン(天然記念物)

本堂の前で読経をしようとしたら後ろから
「カンジジャイボシャチュ・・・」
可愛いカタコトのお経。
見ると4・5才くらいの幼い女の子。
紅葉と云うより“紅葉まんじゅう”のような手を合わせ
つぶらな瞳でしっかり本堂を見ながら廻らぬ舌で
「イッチャイチュウヤクチャリシ・・・チィキチョクゼクウ」
若いお母さんは経本を持って読経している。
「ミュウミュウミョウジンナイチムロウチ・・・」
あまりの可愛さに聞き惚れてちいさな声で唱和した。
「はらみたチュチュクチェチュチュウワチュ」
テンポも狂わず噛みもせず最後まで唱え終えた。
当然、字は読めないだろう。
大人でも読み方の難しいお経。
丸暗記してるんだろうな!

 幼子の上げるお経のあどけなさ

            み佛微笑み 八重桜咲く
 

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可愛くて抱きしめたくなった。
―良い子に育つだろうね―
“ミュウミュウミョウヤクミュウミュウミョウジン”
以来この言葉が頭から離れず・・笑みがこぼれる。

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佛手花判石

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知恵と技術の御利益があると聞いて慌てて手を当てるJiko。
この他 千福輪を刻んだ佛足石・説法石・弁天さま(なぜか卵が沢山お供えしてある)と少し大きな箱庭のような境内にところ狭しとあり、まるで『御利益のよろずや』の感あり。



熊野山八坂寺くまのざんやさかじ

八つの坂を切り開いて建てたと云う昔日の面影はなく境内も広々とし新しい感覚のお寺。

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本堂の地下『万体佛』

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北は北海道から沖縄まで全国の方々が奉納されている。

 凛として白き遍路の中にいて

             黒き喪服の二人連れあり 


30代のご夫婦とおぼしき方。
全身黒ずくめで 白いさんや袋と金剛杖を持っていた。
身近な方(子供さん?)が無くなって喪に服し成仏を願って回向されているのだろうか・・

お遍路さんとは異なった雰囲気をかもしだしていた。


       この後 
もう一人気になるお遍路さんと道中する事になる。

第48番札所~第49番札所

  1. 2007/05/23(水) 12:25:31|
  2. ■同行二人-風遍路
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清滝山西林寺せいりゅうざんさいりんじ

八坂寺から5k。

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木々に囲まれた風情ある池の上に鎮座まします
『一願地蔵』
私もJikoも
願いはひとつ一心に・・・
―孫のことのみ―

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昔から罪人が門をくぐると無間地獄(奈落)に堕ちると云われる山門。

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山門を出たとこでJikoの名が呼ばれた。
振り返ったJikoが
「ヒロさん?!」
私の見知らぬ人だった。
弱々しい足取りで足を引きずりながら穏やかな笑顔で懐かしそうに近寄ったその人は白髪の坊主頭ながら一見して そのスジ の人とわかった。
「今、息子さんは?・ええ子じゃったが・・」
とJiko。
「あ~あの子は俺と違うてええ子で・・おかげでなぁ真面目に×××で勤めよる」
メジャーな企業の名をあげた。

40数年前。
切った張ったの稼業がまかりとおっていた時代・・・
全国組織のY組の8人衆の一人が八幡浜にいた。
足を洗って堅気にはなっていたが一目おかれていた。
刃傷沙汰や発砲事件が連日 紙面を賑わす物騒なご時世。
その頃 そのスジ では名の通った人だったと云うヒロさん・・・
息子だけは
「真っ当な道を歩かせたい・・・」

で~どんな事情があったのか うちで少年を預かっていた時期があった。
聞いて思い出したが色の白いおとなしい子だった。

 病みつゝも 過去の嵐を懺悔して

            佛にすがる墨入れし男
ひと

「癌わずろうて体力が無いので休み休みでな」
先ほどのお寺のベンチで横になっていた人と服装が同じなのに気がついた。

「俺も散々無茶したが最後はこれよ」
笑みを浮かべながら両手を合わせた。



西林山浄土寺さいりんざんじょうどじ

八坂寺から私の視野にカメラに黒い影が飛び込んでくるようになった。
真っ黒に日焼けして白衣を肩までまくり上げ般若心経の手拭いを首に巻いたKAT―TUNの田中聖ばりの精悍なイケメン君。
東京から和歌山経由で自転車で巡礼中・・・

ミノルタの一眼レフを手にアクティブに走りまわりいろんなアングルで撮影していた。
移動中 自転車の彼を手を振りながら追い越す。
渋滞したり信号で止まっていると爽やかな笑顔で抜かれる。
抜きつ抜かれつの道中。
目的地は同じ・・・で3ヶ寺同行。

私達はこのお寺で打ち止めだったのでブログの了解を得て
カメラを向けた。

78.jpg


自転車には野宿の装備が・・・

(ウウン?!)
シャッター切る瞬間 横向いて思いっきり変顔??

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もう一度・・・
やっぱり目線はずして横向いて思いっきり変顔?!
(アレッ?)
爽やかな笑顔で話してるのにカメラのシャッター押す瞬時に横向き変顔?
カメラが趣味と云うだけあって絶妙なタイミングでプイッとはずす。
残念だけど ほんと 感じの良い男らしいイケメンなんよ。
―ブログ云々で(私に云っても無理と)自力でモザイク入れたのかなぁ―

Tochiがカメラ向けるとまともな顔しないの思い出した。

 自転車で遍路する子の面影に

           遠くにありし孫思いおり
 

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同じアングルで撮ってみたら・・・

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七福神とイケメン君に別れを告げて・・・
打ち止め。

今回は松山周辺だったので走行距離207k。

真っ黒くろすけのイケメン君 今頃 香川に入ったかなぁ・・・


衛門三郎

  1. 2007/06/05(火) 19:59:00|
  2. ■同行二人-風遍路
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大法山文殊院だいほうざんもんじゅいん

『四国巡礼発祥の地』
遍路をする身にとっては何はともあれここは外せないでしょう。

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昔 浮穴郡荏原の河野豪族の一族で衛門三郎と云う強欲な者がいた。
(その屋敷跡がこの寺)
ある日 托鉢に訪れた坊様の 托鉢の鉢を八つに割って追い払ったと。
翌日から衛門三郎の五男三女の八人の子供が次々と死んだ。
(今も八つの墓が残っている)
坊様が弘法大師だったと気づいた衛門三郎は非を悔いて大師の後を追い四国巡礼の旅に出る。
が、20回巡礼しても弘法大師にお会いすることが出来ず21回目に逆打ちして 焼山寺 のふもとでやっとお会い出来た時は息絶え絶えの死の直前だった。
お遍路さんの白衣はこの時の衛門三郎の死装束に由来するとか・・・

弘法大師はお許しになり 道端の石に
“衛門三郎再来”と記し握らせた。

後年 河野家に男の子が生まれたが拳を開かない。
道後の安養寺の住職が加持してやっと開いた手には
“衛門三郎再来”としるされた石を握っていた。

それ以来、安養寺は 51番札所石手寺 となる。
その石は「玉の石」として石手寺に祀られている。

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ひときわ大きな大師像。
『南無大師遍照金剛』
『南無大師遍照金剛』

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ふと四国遍路の一番札所 霊山寺 がなんで徳島なんだろうと思った。

第50番札所~第51番札所

  1. 2007/06/21(木) 15:42:41|
  2. ■同行二人-風遍路
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東山繁多寺ひがしやまはんたじ

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 訛り聞き いずれからかと 問う僧(ひと)は

        はるかな昔彼の地にいたと
 

20年以上前に川高(地元)で教鞭をとっていらした・・と。
ここでJikoが常々不思議に思っていたことを聞いた。
「ここで50番お寺を廻りましたが一度もお葬式に出会いませんが~」
「お参り寺では基本的にお葬式はしません。
その寺の方が亡くなった場合は例外ですが・・
お参り寺では檀家さんの無い寺もあります。
365日お参りに来なはる方をお迎えしております」
と時に南予弁を交えながら優しく俗人の質問に答え繁多寺の由来なども説明して下さった。

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鐘楼の天井絵は中国古来の孝子二十四人の物語で「老来子」の
お話しを伺った。

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熊野山石手寺くまのざんいしてじ

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有数の古刹であるが反面
『どこに出しても恥ずかしくない位、立派なマッドな寺』
との評判で遍路をするなら古刹の面だけ見て寄り道するな!
本堂の裏手には近づくな!
が・・・山門を入る前から異様な像が建ち並び何か落ち着かない不可思議な雰囲気が漂う。
雑然とした境内。

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手前に見えるのが“湯音石”耳をあてるとお湯の流れる音がするとか(雑音で聞こえなかった)
この堂宇の壁画
あまりにも色鮮やかで極彩色な壁画に戸惑う。

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常人には理解出来ないと聞いていたので“マントラ洞窟”は敬遠して八十八ヶ所霊場都卒天洞へ

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この洞窟のあちらこちらにも不釣り合いな不気味な像が建っている。
トーテムポールのようなどこか異国の神か仏かはた又もののけか・・・

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与謝野晶子の句碑

『伊予の秋 石手の寺の香盤に
       海のいろして立つ煙かな』

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弘法大師に許しを乞う 衛門三郎
この像も人面蛙などと気味悪がる人もいる。

第52番札所~第53番札所

  1. 2007/07/10(火) 20:15:23|
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瀧雲山太山寺りゅううんざんたいさんじ

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真民さんの詩碑が迎えてくれる。
山門から560m急坂が深山へ導いてくれるが道の脇にはたくさんの句碑がたっている。

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『蒟蒻につつじの名あれ 太山寺』 子規の句碑。
太山寺は蒟蒻が名物であったとか・・・

県下で一番古いとされるお寺。
時の流れが止まって漂っている感じ。
ゆったり広い境内でしっとり落ち着いてお参りが出来て このお寺ももう一度来たいリストにいれる。

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聖徳太子堂の夢殿には法隆寺の夢殿と同じ聖徳太子像が祀られているそうだが拝顔かなわず・・・

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鐘楼の中の地獄絵。
鬼気迫る絵柄に圧倒される。

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石段に刻まれた
若狭屋―和泉屋―佐賀屋―宮崎屋の文字。
名前も喜兵衛・弥市・右衛門など・・・
時代を感じる石段。

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「のうきやうへ」→納経所への道案内。



須賀山圓明寺すがざんえんみょうじ

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菊間瓦の変わった鬼瓦が屋根の上に・・・
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ここで丹波篠山からのセレブな奥様二人とご一緒する。
つばひろ帽子にロンスカ・・・さすがに足元はスニーカーだったがヒールを履けばバッチリ上品な外出スタイル。
輪袈裟をかけ金剛杖を持っていなければお遍路さんには見えないが作法通りのお参りをして情報も豊富で四国最古の銅板の納経札があることなど教えて頂いた。

運転手付きのベンツで巡礼していた。
大きな車での四国の遍路道は大変だろうな。

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左甚五郎作の龍との事だが吊り灯籠が邪魔していてよく見えない。

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キリシタン灯籠が奥まったところに・・・

 木漏れ日に 若葉風吹き ひっそりと

             マリア観音 時のうつろい
 

「今夜は道後に泊まります」
くだんのご婦人方は優雅に車から手を振って走り去った。

過去を削除する女(ひと)

  1. 2007/09/17(月) 11:42:51|
  2. ■同行二人-風遍路
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その人には57番札所栄福寺で会った。
小柄な体に不釣り合いな大きいリュックを背負っており一目で歩き遍路だとわかった。
陽には焼けているが人なつっこい笑顔。

「どちらから?」
まずお遍路同士の挨拶である。
「愛媛・・地元です。
八幡浜の保内と云うところです」

「あらっ!私、保内の宮内の出です。
嫁いで松山に来ていますが・・・」
ほっとした和らいだ表情になり昭和13年生まれだと云うそのひとは
「××××さん・◯◯◯ちゃん知っとんなはる?
同級生です」
「年代も違うし・知らない・・」
ちょっと気落ちした様ではあったが

今回が2度目のお参りであること。
最初は
「主人を背負って別格20寺を含む108寺を歩いてお参りしました」
この小柄な人が御主人を背負って山道を歩く姿を想像して・・
「御主人 途中で具合悪くなって・・?」
私の勘違いに気づき
「いえ・・主人の位牌を背負って泣きながら歩きました。
菩提の愛媛にはいってやっと涙が乾きました」

Jiko
「ええ人やったんやろうな。
お前 おらの位牌背負うて歩くか・・・」
「100パー無いな。
写真くらいなら持って来ても良いけど歩きは無理!」
即答した。

「写真は一枚もないんですよ」
今治の3ヶ寺を同行する話になったので
「これから3ヶ寺だけでも撮りましょうか」

いりません!
私は思い出を残したくないんですよ。
私が死んだあと私の事を思い出すようなものは一切残したく有りません。
私の存在は消したい、忘れて欲しいんです』


穏やかな笑顔のままさらりした口調で言ってのけた。

「えっ!なんで・・」
「どうして・・・・」

詮索しないのが遍路のマナー。 続きを読む

第54番札所~第55番札所

  1. 2007/09/24(月) 16:45:34|
  2. ■同行二人-風遍路
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近見山延命寺ちかみざんえんめいじ

天候が懸念されたが思いついたので出掛ける。
愛媛県内なので日帰り。

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この山門は今治城の城門だったとか―

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梵鐘(近見二郎)
今治市指定の文化財。
音色の良い事で知られる。
私もやっと良い音で撞けるようになった。
周囲には延命寺の由来が刻み込まれている。

 野の花を 愛でる事なく 駆け抜けし

           古稀を迎えて 静かなる時
 

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目立たない片隅に水子供養の可愛らしい“ほほえみ地蔵”が小首かしげて立っていた。



別宮山南光坊べっくさんなんこうぼう

八十八ヶ所中“坊”と付くのは此処だけでこれは航海安全の神様として大三島にある大山祇神社別当寺24坊の一つとして創建された。

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山門には表に多聞天・持国天 裏に広目天・増長天
―四天王―

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 天高く 蜻蛉飛び交い 蝶の舞う
 
            南光坊の 時は止まりぬ
 

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広々とした境内で味わい深い心象風景。

第56番札所~第57番札所

  1. 2007/09/27(木) 12:04:35|
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金輪山泰山寺きんりんざんたいさんじ

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澄んだ秋空に金剛杖を持ち編み笠を被った大師像

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大師お手植えの“不忘松”

 長月の 秋とは名のみ この暑さ

           人をも草も 気枯れさすとや 
 

まさに猛暑日である。
巡礼中 白衣はお遍路さんの正装。
白衣さえ着ていればホテル(まぁ一流ホテルは無いが)でもどこでも通用する。
あまりの暑さに私はキャミの上に白衣を羽織って歩いた。

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参道でアイスクリン二つ。
とびっきりの笑顔と共に・・・


府頭山栄福寺ふとうざんえいふくじ

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土佐犬を連れた高知からのバス。

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高知からの団体さん

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“千枚通御符”1×39mmの薄紙 南無大師遍照金剛 と書かれている。
清水に浮かべて飲めば万病はもとより無二の霊符とて、テルヤ の為に・・・

このお寺で あの方 と出会い三ヶ寺一緒に巡礼する。

 位牌背に 涙にくれし 遍路旅

           菩提の里は 癒しの寺か 
 


第58番札所~第59番札所

  1. 2007/09/29(土) 20:32:09|
  2. ■同行二人-風遍路
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作礼山仙遊寺されいざんせんゆうじ

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かってここには“阿坊仙人”が40年間住んでいたが養老2年4月8日雲と遊んでいるうちに消えてしまったらしい。
いかにもそれらしい幽玄な雰囲気のなかで私たちは現実的にお握りを 夢見心地 で食べた。
お握りと塩パンを持参していたので同行のあの方に声をかけると彼女もお握りを持っていた。

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 思い出も 過去をも捨てたと云う女(ひと)の

            潔良きまで 清々し笑み
 

この浮き世離れした境内のなせる業か不思議に明るい笑顔で話す彼女を奇異には感じなかった。
雲と戯れ跡形もなく姿を消した仙人と彼女がオーバーラップした。

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境内では絵葉書と柚子密ドリンクのお接待。
乾いた喉に爽やかでさっぱりして美味しかった。



 
金光山国分寺
きんこうざんこくぶんじ

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さすが今治―参道でタオルのお接待。
合掌しながら渡してくれた。
私は、このおにいちゃんがお地蔵さんみたいで・・・
有り難く頂いた。

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 ―握手修行大師像と薬壺―

握手をしながらお願い事をする。
大勢の方のお願いを聞かなければいけないのでお願い事は一つにして下さいと書いてある。
薬壺は自分の治してほしい部分を押さえながら真言を唱える。
私は目・足・頭三ヶ所押さえたけど(欲張りすぎかな・・)

 秋晴れの空より 落つる 通り雨

          慌て騒がぬ 巡礼の群れ
 

(うわぁ!狐雨だぁ・・・)
読経しながら横目で見ると左右のお遍路さんは身じろぎもせずお勤めしている。
狼狽ぶりを感づかれないよう雨に打たれながらお参りした。
まもなく雨はすぐ止んだ。


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―お接待で頂いたタオルハンカチと絵葉書―

ここで宿に向かうあの方とお別れして私達は横峰寺へ向かう。

第60番札所

  1. 2007/10/01(月) 22:07:16|
  2. ■同行二人-風遍路
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石鉄山横峰寺いしづちさんよこみねじ

西日本最高峰・石鎚山(1982m)中腹にある霊場で八十八ヶ所中三番目の高所にある。
ガタガタの山道を通るのに[ 林道使用料 ]を1,400円。

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駐車場からの眺望は素晴らしい。

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この男性二人連れは国分寺から一緒だったが本堂の横に土下座して読経し、なかなか良い声だった。

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本堂の前にある苔むした狛犬がどうも気になり僧侶にお聞きした。
「お寺に狛犬っておかしくないですか?」
「はいぶつきしゃく・・の名残です」
「はあ~ハイブツ・・・キ借?・・」
(廃物を借りてきた・・・??)
ぽか~んとしている私に
『廃仏毀釈』
字を書いてわかりやすく説明して下さった。
一時[ 横峰神社 ]だったとも・・・
本堂には右大臣・左大臣もお祀りしている。

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自転車で[ 通し打ち ]しているお遍路さんの荷物。
これって乗れんやろ―押して歩いてるのかな・・

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 山萩の赤紫と 薄野に
 
          風の吹き抜く 山寺の道
 

山はすっかり秋の気配で一枚羽織って登ったが正解だった。
今日はここで打ち止め。

総費用 ¥9,670-
走行距離 303k

第61番札所~第62番札所

  1. 2007/10/12(金) 21:14:38|
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梅檀山香園寺せんだんざんこうおんじ

 朝靄に 煙る山並み 高速は
 
          大洲盆地を 引き裂き走る
 

―ヒュン―~―ヒュン―~

―ヒュン―~―ヒュン―~

スポーツカーが5台あっと云う間に抜いて消えて行く。
(ウオォォォ!サーキットかい?ラリーかよ?)

129k走って61番香園寺。

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「褐色の大聖堂」境内も広い。

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(ええっ?ここ札所?)
鉄筋コンクリートで出来た大きな大聖堂だ。
おそるおそる中に入ると

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本堂だけでも600余りの固定席があり、まるでコンサートホールのような広さだ。

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茣蓙を背負い右手に錫杖左手に赤ん坊を抱いたお大師様。
孫がちぃさい時遊んでいたお人形を足元の折り紙や玩具がある所にそっと置いてくる。



天養山宝寿寺てんようざんほうじゅじ

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古い道しるべ。

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こぢんまりしたお寺。

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大輪の芙蓉の花が咲いていた。

 山あいに キラリ光りて 近づけば

           蜜柑の枝に CD揺れおり
 




第63番札所~第64番札所

  1. 2007/10/19(金) 21:18:10|
  2. ■同行二人-風遍路
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密教山吉祥寺みっきょうざんきちじょうじ

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山門の前で白い象がお出迎え。

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『成就岩』
本堂の前から目隠しで歩いて金剛杖が穴に見事通せれば願いが叶うとか・・・
私はとんでもない方向に行ってお遍路さんに“突き”を入れそうなので試みることはしなかった。

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 炎昼に 野牡丹咲ける 寺の庫裏

            納経受くる 人の列して
 

お寺さんの話では
「南米の花だとか・・向こうでの名前は知りません」



石鉄山前神寺いしづちさんまえがみじ

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古くから日本七霊山の一つで、境内は意外に懐深く山に抱かれるようにある本堂までの道程は長い。

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参道の途中にある『御滝不動尊』

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願掛けの一円玉が無数に貼り付けてある。

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 曼珠沙華 野辺を燃やして咲き乱れ

             彼岸参りの絶え間無き人
 

私は“曼珠沙華”の呼び名が好きだ。
彼岸花の他に死人花・幽霊花・捨子花の別名があるがいずれも真っ赤な花に似合わず陰気な名前で気の毒だ。


第65番札所~第66番札所

  1. 2007/10/22(月) 22:59:14|
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由霊山三角寺ゆれいざんさんかくじ

愛媛最後の札所。
西条から川之江の端まで50kの道のり。

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“香園寺”から一緒になった大阪からの若いギャルふたり。
きっちり遍路スタイルに身を包み10日で(この赤い車)車遍路の通し打ち。
今日で7日目とか~次の雲辺寺まで6ヶ寺 赤い車2台つるんで走る。

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涙の跡?お顔拭いて上げたくなる。

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老樹が鬱蒼と茂る山寺だが境内には花々が咲き乱れている。

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季節はずれの桜まで・・・
お遍路さんが
「今年2月雪の降る日にも咲いとったんよ」
お寺さんの話では―季節を問わず咲いています―

 真冬にも 桜咲くとか 花の寺

            菩提の里の最後なる寺
 



巨鼇山雲辺寺きょごうざんうんぺんじ

いよいよ“涅槃の道場”に入る。
讃岐の1番なのだか~徳島にある。

ロープウェイ(¥2,000)で7分。
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『四国霊場最高峰』 921m 「四国高野」とも・・・
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おむかえ大師に迎えられた境内は山頂とは思えぬ広さである。

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 さまざまな 五百羅漢の 並びいて

            四国高野に 響く鈴の音
 
            


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圧倒される『五百羅漢』
至る所羅漢さんだらけ・・・
ちゃんとナンバーが打ってあり500有った。

大阪からの彼女達は茶店で買った焼き団子をほおばりながら実に楽しそうに廻っていた。
明るい笑い声が―熊が出る!―と云う深い山々に木霊して何故かほっとした。

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『サヌカイト』とは香川県だけに産出する自然石で[ 讃岐の岩 ]の意。
黒い部分を木槌で叩くと神秘的で澄んだ美しい音を奏でるところから
「かんかん石」とも云う。

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やっと“結願”が射程距離に入った。

今日の走行距離 363k

第67番札所~第69番札所

  1. 2007/10/25(木) 22:11:54|
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小松尾山大興寺こまつおざんだいこうじ


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この仁王門は 八百屋お七 で知られる吉三郎が遍路中に寄進したという伝説がある。
山門を入って92段の石段。


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三枯の松
財布に入れておくと良いと聞いたけど
―松葉を抜かないで下さい―

鎖が張ってあって手が届かない。

折しも秋祭りのシーズン。

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 秋遍路 唐獅子舞いて 太鼓台

            祭り囃子に しばし足とめ
 

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所変われば・・・獅子頭が真っ黒で度派手な衣装をまとった唐獅子。
太鼓叩いていたのは女の子。
(私達の地域では男の子が化粧をして叩く)
太鼓台も出会ったが車を止められなかった。
祭り囃子を聞きながら観音寺へ向かう。



七宝山神恵院しっぽうざんじんねいん

七宝山観音寺しっぽうざんかんおんじ

有り難い?ことに一つの境内に二つのお寺。
全然表情の違うお寺が右と左に・・・
納経も一ヶ所で頂ける。

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『神恵院』なんとも味気ないコンクリートのお寺。

ところが入って見ると


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綺麗に手入れされた日本庭園が・・・
ここで[ 金札 ]を頂いた。
50回以上巡礼した方が金札を納め札として使える。

 かすかなる 色なき風に こぼれ萩

             うねりうねって ゆく秋惜しむ 



『観音寺』

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四隅に龍を配し雲海模様が天井いっぱいに埋めつくされ見事な鐘楼である。

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可愛らしい遍路姿の子供達が目につく。
ちゃんと白衣を着て金剛杖を持っている。

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 秋うらら 子等の集いて 寺参り

             讃岐の国は 御仏の里
 

銭形砂絵

  1. 2007/10/28(日) 13:32:09|
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観音寺に来たついでに見ておきたいものが“銭形砂絵”である。

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銭形砂絵(ぜにがたすなえ)は、香川県観音寺市にある寛永通宝を模した巨大な砂絵である。
縦122メートル、横90メートル、周囲345メートルの楕円形をしており、琴弾公園山頂の展望台からみると真円に見える。
全体・全貌が見えないのは残念ではあるが、想像していたよりは大きかった。
現場の砂浜では砂の溝(約2m)があるだけだと・・・

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丸亀藩藩主の生駒高俊侯が領内を巡視することになった折、土地の人々が歓迎の気持ちを現わすため、急拠白砂に鍬を入れ一夜にして作りあげて藩主に捧げたと伝えられている。
と説明書きが有ったが

(しかし、年代的に寛永通宝が鋳造されたのはその後の出来事であり、矛盾が生じている)らしい。

で―もって今だに誰がなんの目的で作ったのかは謎。
その方がロマンあるやん。
規模はちっこいがナスカの地上絵っぽくって・・・

テレビ映画「銭形平次」のタイトルバックに使用されているのがこの砂絵である。
また
『銭形を見た者は健康で長生きしてお金に不自由しない』という言い伝えがあるそうだが、事実なら嬉しい話だけどあてにはなるまい。

その山頂の駐車場で

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さすが讃岐―うどんのメッカ

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天ぷらうどんを乗っけたタクシー

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私が大騒ぎをするのを見て
「サイドも見てや!」
とドアを開けてくれた。

『うどんタクシー

第70番札所~第71番札所

  1. 2007/11/01(木) 14:06:25|
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七宝山本山寺しっぽうざんもとやまじ

四国霊場広しと云えど“馬頭観世音菩薩”が御本尊なのは唯一此処だけ
境境内は2万㎡と広くてしっとりと落ち着いた佇まいである。

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等身大 二頭の馬像

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大同四年建立の五重の塔などは往古の姿そのままで、遠くからでも見えた。

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本山寺鎮守堂
桧皮葺きの美しい傾斜を見せる室町時代末期の様式を残す。

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 乳色に 遠く山々沈みおり

            金木犀の香り漂う
 

車遍路の方に
「これからの道でねずみとり・シートベルトなど車遍路を標的に取り締まりがある。
制服では無く私服の警官(百姓に化けてる―と言った)が立っている」
情報をキャッチ。
山道や狭い道ばかり走っていてつい飛ばしたい道路が13k続くのだ。
「気ぃつけや!飛ばすな!」
連呼しながらJikoにブレーキかけつつ国道11号線を走る。



剣五山弥谷寺けんござんいやだにじ

山道にかかるとロードコーンが道の真ん中に・・・
引き返して麓の駐車場に車を置き歩いて山道へ・・
(後で聞くと山陰で見えなかったが料金所があり大師堂の下まで有料で行けたそうだ)

両側が竹林で2・3段上っては1mほど歩き・・・と緩いが長い石段が山中へと続く。
その途中に点々と赤い涎掛けの風雨に晒されたお地蔵さんや石仏が随所にあり人にも出会わず踏みしめる枯葉の音と竹の葉擦れの音のみ。
昔から死霊のゆく山と信じられているらしいが・・・
いかにも・・って感じ。

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その途中にあった浮き世ばなれした茶屋。
人の気配なし・・・

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役目を終えた梵鐘が朽ちた堂宇の縁に置かれているのも侘びしい。
やっと人の居る大師堂の下に出る・・・みんな上の駐車場まで車で来ていた。
262段の石段。
大師堂まで上がったと思ったら本堂まで170段の石段。
それが結構 急勾配で・・・ジグザグについているので上は見えない。
「まだぁ?も~う弥谷(いやだに)はいやだ~ぁ!」
など云っているうちは良かったが心臓は早鐘・足は縺れて上がらない。
急勾配なのでうっかりしてると後ろにひっくり返りそうになる。
気を紛らわそうと石段を数えていると
―大師堂下から340段・山門からだと580段。
まだまだ有るよ―
数える気も失せて・・・1歩2歩足を運んでは手すりに縋って休む。 
さすが死者の逝く寺、生きてる私にはしんどい。
やっとの思いで辿りついた本堂。

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靴を脱いで上がるのだがへたりこんで脱いでいると・・

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(岩肌に白く見えるのは一円玉)
横で靴を脱いでいたこの子。
菅笠・白衣・金剛杖・頭陀袋・納札入・お賽銭袋。
私より完全なお遍路スタイル。
6才だと云う。
素足だったが甲がぷっくりと赤ちゃんっぽい足。
これまたちいさな手で足についた砂を払っている。
「あの石段上ったの?」
と聞くとこっくり頷いた。

 幼子の はだしになれば 足えくぼ

            縫い上げされし 白衣着ており 


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じいちゃんばあちゃんに連れられてのお遍路さん。
年端もいかない子を相手に
「石段上がれたのもおかげや・・・」
「ありがたやありがたや~感謝せな・・・」
じいちゃんとばあちゃんがくどくどとちぃさい声で言うのに

「僕は誰にも迷惑かけてないやろ!
一人で上がったし・・何もお願いしてないし・・
おかげ・おかげ云うても僕はなんにも貰うてないし・・
感謝なんかせんわいっ!」

小気味よく叫んだと思ったら金剛杖を小脇に抱えて勢いよく石段を駆け下り始めた。
じいちゃんはあわてて後を追っかけ、ばあちゃんはしきりに周囲の人にペコペコ頭を下げた。

「いやぁ!一番悟ってるかも (しっかりしたこと云うなぁ)・・・」
私は小声で呟きながらあの可愛い足を思い出して頬が緩んだ。

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大師が刻んだといわれる磨崖仏。
後日聞いたが[ 遍路泣かせ ]と云われる霊場だとか・・・

第72番札所~第73番札所

  1. 2007/11/06(火) 16:28:53|
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我拝師山曼荼羅寺がはいしざんまんだらじ

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樹齢1200年
大師『お手植えの松』『不老松』とも『笠松』とも云われ高さ4m直径17mに広がる枝葉は壮観だ―ガイドブックに―

お寺の境内見渡すがそれらしき松見あたらず・・・
納経所に聞きに行くと
「5年前に枯れました」

あれっ!不老松じゃ~無かったんだ~
「枯れた松でお大師さまを彫ってありますので・・」

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在りし日の写真が立て札に・・・


 纏い付く 金木犀の香り乗せ

             寺から寺へ結願近し
 

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我拝師山出釈迦寺がはいしざんしゅつしゃかじ

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『捨て身ヶ嶽禅定』
弘法大師が7才の時(幼名真魚まお)衆生を救わんと我拝師山の頂から峪へ身を投げた。
その際に釈迦如来が紫雲と共に現れて『一生成仏』の宣を授け天女が天降り羽衣で抱きとめた。

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70番を過ぎた頃から
「もうすぐ結願ですね!」
「後一息頑張りまっしょい!」
出会うお遍路さんの挨拶もモチベーションが上がって来た。


 秋深し 山道ゆけば いのこずち

           何処で付いたか 何処まで行くか 



第74番札所~第75番札所

  1. 2007/11/14(水) 23:32:40|
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医王山甲山寺いおうざんこうやまじ

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甲山を背に田園風景の中にあるがいかにも霊地らしく、辺りは清浄な空気に満ちているかのようである。
幼き日の弘法様がこのあたりで遊んでいたとか・・・

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親子地蔵尊
大師堂へ登る石段の隣りに祀られているお地蔵様。
お地蔵にすがりつく幼子の表情が可愛い。

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大師堂横の岩窟は間口2・5m奥行3mほどあり奥に毘沙門天石像が・安置されている。

 のぼり旗はためきゆれる萩まつり

           人々集いて賑わいており



道中の沿道に延々とのぼり旗が続き交通整理も出て大きなお祭りの様子であった。
確か『萩原寺』だったか・・・

五岳山善通寺ごがくざんぜんつうじ


弘法大師生誕の地。


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広大な境内。
45万㎡の敷地内には数多くの堂塔が建っている。
父君が広い荘田を持っておられたとか・・・

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御影堂がお生まれになった所。
大師誕生の時に用いたという産湯の井戸などがある。

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こんなプレートがあちらこちらに有るのだがひとつも作動しなかった。
さわやかな声はおろかうんともすんとも・・・
石手寺と同様 観光化しすぎている感あり。

4時30分(お寺は5時まで)に到着したのだが本堂を閉める準備をしていたTシャツ姿の尼僧にぞんざいな口調で本堂を出るよう促された。
それも読経の途中に押し出されたのだ。
善通寺には高名な尼僧がおられると聞いたが~同一人物かどうかはさだかではない(まさか―)・・・

私は誕生日が同じと云うことで少なからず思い入れのあった善通寺だったが確実にワーストクラスにランクイン。

弘法大師は宝亀5年6月15日のお生まれで
承和2年3月21日入定された。
毎月21日は『弘法の日』としていろんなイベントがある。
ちなみに3月21日はあの“ののちんぴーちゃん”の誕生日。

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広い参道をお掃除していた人に
「広くてたいへんですね」
と思わず声を掛けると
「お寺さんは山門の内しかお掃除せんので私が時々こうしてご奉仕しよるんよ」

今年はここで打ち止め(ちょっと後味悪い打ち止めだ ) 走行距離 409k。

来年の春、結願し5月に高野山へ詣でる予定。


と・こ・ろ・が  


宿坊:普賢院

  1. 2008/01/22(火) 22:16:36|
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『高野山:普賢院』
前住職[ 森寛紹大僧正 ]が愛媛出身で賓頭盧さんが前住職の時代からお世話になっているお寺さんとの事。
先ずお寺の大きさに度肝を抜かれた。

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山門の立派な彫刻に驚きながら大玄関で小坊主(学生僧)さんに迎えられ(小坊主=修行僧・雲水さん?)

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待合所?の豪華な螺鈿細工の壁面、ホテルで云えばロビー。
ここでご住職の奥様(大黒さん?坊守さん?)にお会いした。
普通に毛糸の重ね着をしてロンスカ姿で
「寒い所をよくお参りされました」
二日間、お寺でお会いした女性はこの方一人(いや二人?)私会ったもん?
長い長い廊下を部屋へと案内されるのだが、小坊主さんは草履ですーすーと静かに足音も立てず歩く。
賓頭盧さんは最初っからスリッパ履いていない。
私にはスリッパが大きすぎてドタバタドタバタ廊下に響くので最後尾に廻りそっとスリッパを手に持って歩いた。

通されたのは二階の二間続きの和室(当然やな)
エアコンで部屋も暖めてある。
賓頭盧さん達は隣の部屋。

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香が焚かれた床の間の“干支の切り紙”
聞けば高野山は稲が無いので“宝来”と言って注連縄の代わり?だって・・

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間仕切りの襖。
廊下に面した入り口は障子で鍵は無かった(お寺さんだもんな)

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窓際の板の間スペースには応接セットがおかれ窓から見えるお庭。

全て和風だがトイレはウォシュレットで広く綺麗だ。
アメニティグッズも洗顔フォームが無いだけですべて揃っていたし浴衣も丹前もあった。

お四国さんでの宿坊とは全然違っていた。

「お食事のご案内いたします」
障子の外で小坊主さんの声。
出て見ると草履をちゃんと脱いで立っていた。
「和室ですか?」
正座きついなぁ~と思いながら・・
言葉のニャンスで察した小坊主さんは
「ご用意致します」
話をする時にはいちいち草履を脱いで会話する。

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持って来てくれた座椅子(座枕?)

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配膳をする学生僧(まだ中学生くらい)

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手前でハレーションおこしているのは賓頭盧さんの頭。
食事は賓頭盧さんたち4人一緒に・・・

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これにお豆腐と根菜の椀物とにゅうめんのおすまし。

『精進料理』
四国の宿坊ではお刺身がついていたが普賢院では本当の精進料理だった。
初めての食感の物もあり小坊主さんに聞いたが
「私はお運びだけでわかりません」
と顔を真っ赤にして云うのでいろいろ聞きたかったがひかえた。
お味は京風で上品な味付けでどれも美味しかった。
「出された物は残したらいけんがで~葡萄の皮も残されん」
賓頭盧さんに云われ
(オイ!オイ!)
とJikoを突いて苦手なピーマン・人参の残った皿とJikoの空の皿と交換。
葡萄の皮はテッシュに包んで空になったお椀に急いで隠して蓋をした。

明朝は5時起き!
『朝の勤行』 

高野山総本山金剛峯寺

  1. 2008/03/11(火) 14:16:39|
  2. ■同行二人-風遍路
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せっかく「弘法の日」に来たのだからと 道中で疲れた賓頭盧さんと荷物を普賢院に残し静さんと歩いて5分ばかりの金剛峯寺にお参りに行く。

高野山 051


高野山 012


本坊は東西約60m・南北約70m。
あまりの大きさにどぎまぎしながら
「上がってもよろしいのでしょうか・・・・」

納経をお願いし
「写真写してもかまいませんか?」
って云う人が多いらしく心得た様子で
「良いですよ。私が3文字目を書き出したらシャッター切って下さい」
カメラを構えて待っていると
「はい!今・・・・」

高野山 013


日付も毛筆で書き入れてくれた。
(何10回もお参りしている賓頭盧さんも毛筆で書いてもらったことはないそうだ。
朱印で日付を押すだけだとか・・・・・)
その後、パンフレットを出して高野山の見所を懇切丁寧に優しく教えて下さった。

『本坊内拝券・新別殿待遇券』¥500-
梅の間・柳の間・書院上段の間・稚児の間等々・・・・
狩野元信・探幽・探斉等の立派な見事な襖絵の数々・・・・

『写真撮影・模写・禁止』の立て札がそれぞれの部屋の前に立っている。
(写真はともかく模写する人がいるのかなぁ!)

『蟠龍庭』(ばんりゅうてい)
2,340平方メートルの石庭は、国内で最大級を誇っています。
この石庭では、雲海の中で向かって左に雄、向かって右に雌の一対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されています。
龍を表す石は、お大師さまご誕生の地である四国の花崗岩が、雲海を表す白川砂は京都のものが使われています。

と、書いてある。
高野山 030


高野山 029


長い廊下を渡って
『新別殿』
高野山 019


静さんと二人で数えたのだが途中で分からなくなり聞いたら169畳。

高野山 018

(ちょっと~出がらしのお茶)

高野山 023


高野山 021


パッチワークで作ってある壁面の仏画。
(細かい良い仕事してますねぇ!)

『台所』

高野山 047


大釜は二石釜といい、一つの釜で約7斗のご飯を炊く。
三つで一度に二石(云われてもピンとこない)
2,000人分程のご飯が炊けるんだと―
焚き口がないじゃん!(床板をはずして下に階段で降りた所にあるらしい)

高野山 046


ふぅ~ん!?へぇ~!?
四国のお寺で相当大きなお寺も見てきたが規模が違う。
うぶを抜かれて~(度肝を抜かれているので)
もうキョロキョロ・キョトキョト挙動不審!?
腰は引けてすり足・忍び足・話す声もおのずとささやき声。
他にも参拝者はいるのに話し声やざわめきはなく、物静かに移動していく。

高野山 053


正面から写真撮るのに
「なんで梯子が掛かってんの?梯子が邪魔・・・・」

天水桶
金剛峯寺の屋根は檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺(ひわだぶき)。
その屋根の上に、桶が置かれている。
これは普段から雨水を溜めておき、火事の時火の粉が飛んで屋根が燃えあがらないように桶の水をまいて湿らしているのだと―
その為の梯子。
その後、他のお寺でもこの光景をちょいちょい目にした。




高野山・奥の院

  1. 2008/05/22(木) 14:51:55|
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朝露の光る中・・・朝一で『奥の院』にお参り。
一歩参道に踏み込むと空気が冷たく(霊気)幽玄な雰囲気。

『ありがたや高野の山の岩陰に 大師はいまだおわしますなる』
一の橋

高野山 127


参道の両側に鬱蒼と老杉が―その中に苔むした五輪碑が建ち並ぶ・
「頭上・足元注意」の立て札に上下キョロキョロ歩く。
                            
高野山 134

朝早いのに青々とした「高野槙」がお供えされていた。
豊臣家


織田信長

信玄

武田信玄
謙信

上杉謙信

まぁ私の知りうる範囲での歴史上の武将・英傑の人物すべての墓所があった。
一の橋から御廟までの2K―20万基を越える諸大名の墓石・墓標が林立する。

―こうりゃ夜毎合戦やわ・・・どんな組み合わせでも合戦できるで―

それを聞いたお坊様
「ここには髪とか爪の一部を葬ってあるだけですので、その心配はありません」

松山
伊予松山松平(久松)家

伊達家

伊予宇和島伊達家
大洲

伊予大洲加藤家
高鍋家

日向高鍋秋月家
高野山 142

高野山 130

先年飫肥城址を訪ねたので“日向飫肥加藤家”の墓所もパチリ!

高野山 147


玉川の清流が流れる『水向地蔵』

高野山 156


『これより奥 注意』
*禁煙
*写真撮影禁止
*飲食の禁止
*浴衣・丹前・肌着姿でのご参拝の禁止

悪人・邪心のある人は渡れないとの事・・・・
そう~とおそるおそる橋の半分まで渡って見る。
(渡れる~)
後はぴよんぴよん!

ほんとうに渡れなかったオカシナ現象の話は後日ってことで・・・
(いえ!いえ!私は渡れたんですよ!)
納経所で前日の「弘法の日」にお供えしたお餅のお下がりを頂いた。

御廟の前で手をあわしたら不意に涙がぽろぽろ・・・
訳もなく涙があふれた。
その後、地下で白い幕の所に弘法さまのお姿が見えると賓頭盧さんが言うのだ。
私にはいくら目をこらしても見えない!
Jikoに
「見える?」と小声で聞くと
「うん。見える」
ためつすがめつ下から覗いたり・・・・
みんなが読経している間中うろうろしてみたがやはり私には見えなかった!
まわりの人々が口々に
「見える」『見える』と・・・
(あ~ぁ!やっぱ私には信仰心がないけんな・・・!
お大師さまはお見通しなんや!)

私は黙って地下から出た。






高野山・奥の院公園

  1. 2008/05/28(水) 15:44:51|
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御廟にお参りのあと
高野山 143

茶所『頌徳殿』でお茶を―
高野山 144

この茶釜でお湯が湧いている。
 

公園に入って先ず目に入ったのは
しろあり

シロアリ駆除の会社。
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UCCコーヒー(かき登って中を覗いてみたらちゃんとコーヒー色のものが―)
きりんビール

キリンビール
グリコ

グリコ
ふくすけ

ふくすけ足袋
にっさん

日産自動車
ロケット

はてはロケット。
お墓って言うより宣伝やな。
そうそうアチャコのお墓もあって
「落書きどうぞ!」
空いている場所を見つけ
「賓頭盧さ~ん!
ここ買うたらどうよ!」
「こんな遠いとこ子も孫もお参りに来んけん・・・ええわい!」

疲れた賓頭盧さんを「普賢院」に残し高野山を散策する。


そしてその夜!

閏年の逆打ち

  1. 2008/07/10(木) 16:07:17|
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八十八ヶ所の逆打ち。
閏年に逆打ちをすると3倍の御利益があると言う。
「うちをうふてち(すてて)行った」
とはぶてまくってすねくれた Miyaちゃん を今回は連れて・・・
日程すべてまかせる。
何事も文句・注文はつけません!

確約したのに
「なんで梅雨なんかい!」
(6月15日出発)
―空海の誕生日に合わせて発心―
それでもリュックに雨合羽と折りたたみ傘。
ぱんぱんにふくれたリュックを検査するとビニールシートの敷物に大量の新聞紙・携帯用の食器類・漬け物・佃煮2種類・キャンディー・チョコレート・ガム(ボトル入り)お菓子が5・6種類・・・
担いで行く・・・と言うのを
「遠足やないし・・車やけん・・・」となだめすかして
食べ物だけを紙袋に移しリュックは諦めさす。
(後ではリュックで背中にくくりつけておいたほうが良かったかな!?)

梅雨の曇り空の中、香川の八十八番札所大窪寺にむけて出発!
298k走破して
ちゃんとMiyaちゃんのために簡易トイレとバスタオルの用意もして・・
(でも最近は我慢出来るようになったげな)

『医王山大窪寺』
逆打ち 012


逆打ち 008


門前で納経帳・御影帳をもとめる。
Miyaちゃんは金剛杖と輪袈裟・白い山谷袋を買った。


逆打ち 013


かくして楽しくオモローな珍道中が始まりました。










お接待

  1. 2008/07/14(月) 16:11:30|
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「時間がよろしければ、お薄一服いかがでしょう!」
私が今日の予定をたて今夜の宿坊を予約している間にMiyaちゃんは
(私達ふたりならいきあたりばったり~最悪、宿がなければ車中でも良い~って感じだけどMiyaちゃんを連れているので)
逆打ち 052

ひょこひょこお茶のお接待に・・・

後で聞くとポケットチーフをさっと出したらそれが袱紗でカッコ良かったんだって・・・
「粋やなぁ!」と感激しきり!

屋島寺の参拝を終え
「ガム一個頂戴」と言うと

「あれ!」「無い!」
お弁当はもちろん八栗寺で買った草餅・食料全部。

「まぁ金目の物は入れてないし・・・」
「水筒ぐらいかな!・・・ええわい!」

ええことないやろ!
彼女はこれから五色台の方に上ればなぁ~んにも(コンビニはおろか店屋など)ないのを知らない。
いつまで・・・どこまで持っていた?

あっ!さっきのお薄頂くまで持っとった。

20K後もどり・・・一時間のロスやな!
この赤い床几の横に置いてあった。
さすがに
「うちやないで―」とは言わなかった。

『豊浜SAで“じゃこてんを買う”と言うMiyaちゃんに小銭の入った赤い財布を渡した。
屋台でいざ買おうとしたらMiyaちゃん財布を持ってない。
「うちは知らん。預かってない!」
「渡した!」「貰ってない!」
Jikoが見かねて
「車降りる時確かにMiyaちゃん持っとった・・・」
お金は大して入ってないがSAで抜いたETCカードを入れていた。
降りてから・・・どうした?・・・どこ行った?
「車から降りて・・・!」
あっ!一回降りてからタオル投げ込んだ!
車に行って見るとタオルと一緒に赤い財布が・・・
と言う一幕があったのだ』



で取りに入っている間にJikoが(相当なメカ音痴)ナビをさわったと思し召せ。
車に帰ると地図が消えている。
「どこさわったん・・・少々なら戻るでもどせるけん」
「あっちこっちさわったけん・・・わからん!」
どこをさわっても
 
『地図表示出来ません』


「じゃあ、とにかく国道まで出てや!たしか車屋があったけん」
「どっちむいて出たら良いか・・わからん」
しょうないわ!
一回、初期化して入れ直すわ・・・・
またまたロスタイム!

予定がどんどん遅れる。

二人に絶対ナビは触らないように―
手に持っているものを何処にでもおかないように―
(もう取りに帰れんよっ)
幾度も念を押しながら
(ガキかよ!)
神妙な顔のふたり!!!

青峰山根来寺でお弁当。
逆打ち 106


「やっぱりシートと佃煮持って来たら・・・良かった」
ビニール袋を敷いて座っている。

シートや佃煮より食料忘れんなよ!
なんとなく落ち込んでいる二人!


山をおりて県道に出たところで

逆打ち 209


コーヒーのお接待
逆打ち 208


遅くなりついで“お茶でもしますか!”

スポーツカーでお遍路

  1. 2008/10/10(金) 10:51:41|
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五台山の山懐深くにある『青峰山根来寺』
覆い被さる木々の下を御詠歌に導かれて幽玄な趣の参道を下り上がりして回廊式の本堂に辿り着く。

逆打ち 102  逆打ち 090

その山門前の駐車場に轟音を響かせながら銀色のスポーツカーが滑りこむとと言うよりジャンプして入って来た。
車窓に笠が見えたのでお遍路さんなのだろうが舗装もされてないでこぼこ道の山道をスポーツカーとは珍しい。
どんなおにいちゃんが下りてくるかと見ていたら

逆打ち 103_NEW

颯爽とおりてこられたのは、このお方!
赤い錫杖持っておられるところを見るとただものではない。

思わず
「かっこいい~。一枚よろしいですか?」
「ずっとスポーツカーでお遍路さんですか?」
―物珍しさにミーちゃん・ハーちゃん化した私―

しばらくお話した後で
「これも何かのご縁でしょう・・・」
ウェストポーチの中から金襴の袋を取り出して頂いたのが

錦

錦札!

しかも手渡しで(40数回廻っている 賓頭盧さんでさえご本人から頂いたことはない)

閏年の逆打ち―さすが御利益ある―

帰宅後、礼状を出すと
「うちで作ったうどんです」―讃岐うどんが送られて来た。

うどん

讃岐の釜揚げうどんで有名な
長田の 香の香うどん のオーナーだった。

有り難く美味しく頂きました。         合掌

*明日から連休ぴーちゃんとお参りに行きます。






ぴーちゃんとお遍路さん

  1. 2008/10/18(土) 15:25:56|
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3連休にぴーちゃんとMiyaちゃん2泊三日のお四国さんへ・・・
晴れ女の私は(絶対晴れる!!)
前夜の雨が嘘のように晴れた土曜日。
松山でぴーちゃんを拾い175K。
徳島の『四国高野・雲辺寺』

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秋祭り―ロープウイェイを待つ間に

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鐘をつくぴーちゃんPA130163.jpg

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蝋燭あげて―

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線香あげて―

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納札書いて―

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納経を頂いて―

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パパの健康を祈願して、特大ローソクを奉納。
奥の本堂まで上がってお参り!
その後ろ姿にJikoの目はうるうる!

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『香園寺の宿坊』

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9時消灯!
テレビも無いし寝るしかない。
布団に入って1時間くらいおしゃえりしていつの間にか眠っていた。
何年ぶりかに孫と枕を並べて寝るのが嬉しいJikoは一番先にぴーちゃんの横をキープ。




ぴーちゃんお遍路(続編)

  1. 2008/10/27(月) 15:52:36|
  2. ■同行二人-風遍路
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『雲辺寺』
五百羅漢の並ぶ境内。
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境内の県境。
住所は徳島県だが香川(讃岐)の1番。
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山道でもお寺でもしっかりぴーちゃんをガードするJiko・・・
(いや介護されてるのかな!?)

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西日本最高峰の霊峰『石鎚山』
『横峰寺の奥の院―星ヶ森』
往復2.4Kの山道は相当しんどかったがぴーちゃんの声に励まされて・・・

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頂上でぴーちゃんは爽やかにピース!
横で私とMiyaちゃんはへたりこんで声も出ない・・・

ぴーちゃんのお遍路姿。
輪袈裟・納札袋・持鈴・金剛杖・道中数珠。

『延命寺』
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「Bakoぉ!杖はお大師さんやから大事にしぃ言うたやろ!お大師さん忘れたらいけんやろ!」
私とMiyaちゃんの忘れた金剛杖2本(計3本)を持って追っかけて来るぴーちゃん。
山道坂道ではお世話になるのに平地の境内に入ると忘れている。
「なんぼぴー子でもな、お大師さん三人は面倒見れんで―」
(おじぃおばぁ三人で充分や)とは言わなかった。

『吉祥寺』
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『南光坊』
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『八坂寺』
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いつもぴーちゃんと一緒のJiko。
「生きている内に孫とお参り出来るとは・・・」
言葉を交わす人たちに(日本語わかりそうに無い外人さんにまで)
「孫と一緒の遍路です」
嬉しそうに話していた。
横でぴーちゃんは終始ニコニコしていた。
Jikoにとっても最高の3日間だったのは確かである。

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『浄瑠璃寺』
幼少時代のお大師さん(真魚ちゃん)を抱くぴーちゃん。

Boss曰く
「―浜田大明神抱いとるがか―」

かくして雲辺寺から愛媛の21ヶ寺を打ち終えた。












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