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桜舞

            Bako・・・可愛い孫たちが付けてくれた愛称。 ちなみに孫たちは[Bakoちゃん]と呼ぶ。  雅号は「水絵」!!風の吹くまま気の向くままに―

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壊れた人形

  1. 2007/04/18(水) 00:20:58|
  2. ■アンビリバボーな面々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
Syoukoちゃんとは小学校以来の友達である。
色の白いお人形さんみたいに可愛い子だった。
彼女は5人姉弟の長女で一番下の弟をよく学校に連れて来ていた。
田舎の学校ではさして珍しい事ではなく愚図り出すと授業中でも運動場に出て子守をしていた。

中学を出ると遠縁の長浜の商家に引き取られた。
その家の17才年上で病弱な長男と結婚したと聞いたのはまだ私が学生の頃だったろうか・・・
一男一女の子宝にも恵まれた。

その後 私も八幡浜に嫁ぎ交流が再開した。
如才ない性格で誰にでも好かれるタイプのSyoukoちゃんは病弱なご主人に代わって店を切り盛りし始めた。
商才を発揮してバブルの波にのり最盛期には大洲・八幡浜と支店を出し弟達を呼び寄せて支店を任せる一方、私より早めに子育てを終えた彼女は商工会議所の女性部長・某代議士の後援会女性部長として精力的に活動をしていた。
愛嬌は良いし苦労人らしい気遣いで人望もあつく小さなこの町ではちょっとした有名人だった。
運転手付きの車で流行の洒落たスーツに身を包み長浜土産の“しぐれ”を持って訪ねて来た頃 私は年子の幼子を抱えあたふたしていた。
「子供は二人とも大学にいかすんよ」
と嬉しそうに張り切っていた。

バブルが弾け次々支店も引き払い八幡浜に来る事もなくなりその内年賀状も来なくなった。
電話をかけても長男が出て
「今は留守です・・」
の一点張り。
名古屋の大学を出た自慢の息子が跡をとっていた。
一度訪ねて行きたいのだが いつ行けば会えるか・・私の問いに息子は重い口を開いた。
「実は・・呆けてまして・・お会いしてもわかりますかどうか」

絶句した。
まだ若いのに・・(50代)
しかも早生まれで私より一個下である。

次の日 Syoukoちゃんの好物だった“宮川のうすかわ饅頭”を持って車を走らせた。
待っていた息子は
「判らないとは・・思いますが・・」
と気の毒そうに別棟の離れに案内してくれた。

初めてご主人に会った。
鼻にチューブを差し痩せてうんと御老体にお見受けした。
薄暗い広い部屋の片隅に彼女はいた。
彼女はテレビの前にピンクの兵児帯を結んでペタンと座って一心にテレビを見ている。
「Syoukoちゃん!!」
声を掛けるとゆっくり振り向いた。
うつろな目でじぃーと見ている。
「Syoukoちゃん!!」
「私 わかる?」
ぱっと表情が変わり
「松原のRちゃん」
と旧姓で呼び昔のまんまの笑顔でころころ笑った。
「今なテレビに鉄輪(ふるさと)が出とったんよ。
温泉まつりよ。
原のてっちゃん(彼女の憧れの先輩)が御神輿担いでな。
Rちゃんもテレビに出とったろう?」

涙が出そうになりながら
「うん・うん」
と頷いた。
前開きの服を後ろ前に着せられ胸の辺りまでジャージのパンツを上げて兵児帯で後ろに結んである。
聞けば すぐに脱いでしまうのだとか・・
おしめをされたお尻が異様に大きかった。

息子が卒業と同時に名古屋から嫁を連れて帰り、その結婚からおかしくなったようだ。
あの どえりゃあ 嫁入り騒動が有ったらしい。
度派手な大きなトラック3台で嫁入り道具が運ばれた。
Syoukoちゃんはこの離れを建て家具もすべて準備して楽しみに待っていたのだとか・・

いろんな行き違い 思惑違いに脳が対応出来なかったのだろうか・・

「足を痛めて最近は徘徊が無くなって助かります」
徘徊しては他家に上がり込み勝手に食事をしたり冷蔵庫の物を食べたりしたのだとか・・
「見せると一度に全部食べますから」
土産のお饅頭をしまった。

私に出されたお茶とお菓子をSyoukoちゃんはあっと云う間にたいらげた。
左手でしっかり自分のお菓子とお茶を確保しながら・・

「初孫が出来たのに顔も見せてくれないし赤ん坊を抱かしても呉れない」
と訴えた。
横からご主人が
「孫達はもう大きくなって小学生なんですよ。
赤ん坊はいないんです。
いくら云っても嫁が隠してると思いこんでいます」

「又、来るわ。元気でな・・・」
と云うと
「名古屋の嫁を叩き出すまではくたばれんのよッ」
Syoukoちゃんとは思えない言葉を可愛い口から強い語気で吐いた。

駐車場に見送りに来た息子が
「判って良かったです。
嫁も孫も判らないんですよ」
寂しげに云った。

日本一夕日が綺麗な海岸線を走り帰途に着いた。
  ―沈む夕日が立ちどまると云われる―

    落日を見ながら・・・・・
    落日を見ながら・・・・・










三坂峠のウーパールーパー

  1. 2007/05/06(日) 23:49:54|
  2. ■アンビリバボーな面々
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遍路旅の途中 三坂峠の東屋でお握りを食べた。
ゆかりご飯に梅干しを入れて手巻きの海苔をその場で巻き沢庵とお茶。
それが遍路の時のお弁当の定番になっていた。
峠からの見晴らしもよくみどりの風は多少強かったが心地よく一休みしていた。

そこえ歩き遍路が荒い息をつきながら坂を登って東屋に入って来た。
「こんにちは。
歩きですか?
えらい(大変と偉い両方の意味をこめて)ですね」
お遍路さん同士としてのなにげない挨拶だった。
「歩きぃ?失礼な事をきくな!当たり前じゃ・・・通し歩きじゃ」
語気の強い言葉が返ってきた。
私はまだ息が整わないのだろうと笠を脱ぎリュックを置くのを見るともなしに見ていた。
笠の下に野球帽をかぶっていてこっちを向いた顔は・・・
―あっ!ウーパールーパー(80年代に一世を風靡した)

「岩屋寺(難所・後日UP)から続けてこの坂大変だったでしょう」
「歩き遍路は三つや四つの山を越えるわ。
大体、交通機関をつこうて廻るなど遍路道に反する。
乗り物を使う等とは論外!!」

へんろみちは知っていたが 遍路道 も有るんだ。
(それにしてもぞんざいな言葉の横柄なウーパールーパー)

高飛車に
「まして車で廻るなど遍路道の邪道も甚だしい」
ウーパールーパーはちらりと真っ赤な愛車を見て
「なんのために足がある?
贅沢もんが車でチャラチャラ廻って遍路面するなっ!」

(まるで喧嘩腰である)
「はぁ~~??」
のーてんきな私もやっと自分が侮蔑されている事に気づいた。

―大阪から来て50日で廻る事。十何回目だとか・・
歩き遍路以外は遍路ではない。
歩き遍路は尊敬されどこに行っても待遇が特別だ―
黙って聞いてりゃいい気になって自分はいかに偉いかを力説・・

歩き遍路は確かに偉い(お主を除いては・・・)
大口たたく割にはお主 遍路道 には礼儀ってものがないのか・・・
(歩きとか遍路とか以前に人間性を疑うわ)

♪右から左へ受け流して・・・♪

手ほどきしてくれたお先達さんが云ったよ。
『お参りのスタイルは何でも良い。
お寺も行けるとこからどこでも良い。
お寺の雰囲気に浸り佛に手を合わす。
その気持ちだけで良い』 と


「儂の知っとる人は10年かけて歩いて廻った。
贅沢に車で廻るとは邪道だ」

―10年も・・私には時間も費用もその前に命の余裕がありませんから―
「挙げ句“乗って行きませんか”等と失礼な事を云う」
(いえ!いえ!ご心配なく・・決してそのような事は申しません。
ウーパールーパーとの同乗はこちらからご勘弁願います。
例えあなたさまが道で倒れていても蹴っ飛ばしまではしませんが見なかった事にします)

「体力も時間もないので歩いては無理ですね」
ムカついた気持ちとは裏腹に穏やかに微笑んで云った。

「体力がなぁい?儂をなんぼと思うとる・・60過ぎとるんぞ。
これを見よ」

印籠でも出すかと思ったらやにわに野球帽を脱いで頭を突き出した。
この際云わしてもらうけどお見事なツルッパゲ!

ますますウーパールーパーそっくり!

u-pa-.jpg


(私は70過ぎとるわ。年くってたら偉いのかよ・・ハゲてりゃ偉いのかよ)
(10回以上廻ってその態度全然修行出来てないじゃん)
(歩きの哲学でも聞いたろか・・)

私が被っていた化け猫をかなぐり捨て 本性を現し

『買った・・・』

と反撃に出そうな雰囲気をいち早く察したJikoが
「時間がない。行こう」
と促した。

「私は歩き遍路が一番贅沢だと思います。
毎年50日も家あけて仕事や費用の心配もなく暇があり(あえて時間とは云わなかった)その上健康で・・これ以上の贅沢はないでしょう。」
「お気を悪くしたのならごめんなさい。
失礼いたしました」


私は慇懃無礼に必要以上なお辞儀と満面の笑みをウーパールーパーに残してチャラチャラと真っ赤な車に乗り込み三坂峠を後にした。
ミラー越しにウーパールーパーが口をパクパクして何か云っているのを尻目に・・・




年の差

  1. 2007/06/09(土) 13:29:57|
  2. ■アンビリバボーな面々
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  4. | コメント:8
みゆぽんは40代後半。
マサゴンは50代前半。
「四捨五入すりゃおんなじ50才。
大したかわりはない」

とマサゴン。
納得いかないみゆぽん
「私が小学校んとき 姉御(年上を強調して)中学生で・・・」
「かわった事あるかい。
似たようなもんよ」

みゆぽんさらに食いつく。
「でもな~私がオギャアって生まれた時 姉御小学生で・・・」
マサゴン「・・・・・・」

と云いつつ二人は仲が良い。
二人の共通の趣味?関心はダイエット。
中国のお茶だとか台湾の怪しげなドリンク・寒天だか蒟蒻だかの粉・・・
ありとあらゆるダイエット食品を通販で購入しては 顕著な効力もないままの挫折を繰り返している。
二人ともふくよかでではあるが決してデブではないと思うのだが・・・
「私はプリンプリンしとるけど(そっちはタプタプ)」
「私はふっくらしてるけど(そっちはボッテリ)」
「腹回りは負けるわ」
と言えば
「腕回りは負ける」
お互いに負けを譲らない。

で―いきついたのが今、巷で話題のビリーさん。
1クール 55分で相当にハードだとか・・
マサゴンは首の筋を痛めて
「むち打ちになった・・・」
と云いながらも暇があると二人して―
まるで犬がおしっこの体制崩した状態・蛙が着地に失敗した状態のエクササイズ?に没頭するのである。

『絶対これは効力ある!!』

へっぴり腰で腕をふりながら
「忘れんうちに云うとくよ。
明日コシカイシュウが来るけん」

「えっ!コシカイシュウ?
勝海舟のお仲間?」

突きだした猫パンチのまま みゆぽん。

笑いながら見ていた私に
「Kさん、コシカイシュウ知っとるやろ?」
咄嗟にふられて・・・・
「はっ?コシカイシュウ?だ~れ?しらんわ」

“古紙回収”

年の差ばかりではないようである。

誰も知らない・・・

  1. 2007/06/12(火) 23:28:00|
  2. ■アンビリバボーな面々
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私はA型 他の5人全員B型。
私の観察だと私のまわりのB型の方達は
人に媚びない・諂わない。
裏表が無く直球勝負の正直者。
極楽とんぼのひらひら蝶々さん。

ある日
有名人の誰に似てるか自己申告。
一番若いすーちゃんが
「川上麻衣子」
うん。うん。
それにちょっと“坂本冬美”が入っとるな。
みゆぽんが
「若い頃は浅田美代子」
わかる。わかる。
浅田美代子をふっくらさした感じやな。
マサゴンが どさくさに紛れて?
「中森明菜」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「どォこォが?・・顔の話で・・・
指先が似とる~とか云われんで」
とみゆぽん。
「中森明菜にそっくりや・・・云われたもん」
「その人 目が悪いんやろ」
すーちゃん。
どう思う・・・私に同意を求められた。
「う~~ん(私はA型なもんで)」
百歩ゆずったとしても中森明菜は無理っぽい。
「どっちかと云えば田島令子の方が似とるかなぁ?」
「あ~ぁ」
「そうやな」
「ふん。ふん」
みんな納得。
マサゴンひとり
「あんたら私の若い時知らんやろ・・
中森明菜やった・・」

          

みんなの視線が私に・・・

「イングリッド・バーグマン」
(それこそみ~んな私の若い時知らんやろ!)
云ったもん勝ちやな・・・
「?・・・」
「?・・・」
「?・・・」

20070613115957.jpg

―ハリウッドの名花(カサブランカ・ガス燈・追憶など)

「欧米か!!国産でおねげぇしますだ」
みゆぽん。

マサゴンルールなら高島礼子・吉永小百合でもアリかな・・
「うんじゃぁ・・原節子ッ」

「??・・・」
「??・・・」
「??・・・」

20070613120018.jpg

―小津作品にはかかせない伝説の美人女優
誰も知らないので つっこみようがないわな。


どうだ  参ったか 



“菅井きん”とでも??
ご期待に添えなくて・・・ごめん!!

※この時 黙っていたKちゃんは次の日、若かりし頃の写真を持って来たそうな・・・



こみ上げる想い?

  1. 2007/06/24(日) 21:02:15|
  2. ■アンビリバボーな面々
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みゆぽんは明るくてちょっと天然が入ってて笑い声に特徴があり“おんなサンマちゃん”とも云われるくらいお喋りが楽しい。
私の笑い皺の何本かはみゆぽんが犯人である。
お喋りをしてないと(酸欠になるらしく)口をぱくぱくする。

岩盤浴に行って『静かにして下さい』と子供並の注意をされ同行のマサゴンは恥ずかしかったと・・
又、仲良し三人で北海道旅行に行く際 空港までの車の中ではしゃぎすぎて
「高速で降ろす」と運転手にビビらされ帰りの予約も体よく断られたとか・・・

みゆぽんは見た目健康優良児なのだが・・・
これが見かけ倒しでしょっちゅう・・・
「風邪ひいた」
「頭痛がする」
「目がまわる」
「気分が悪い」

「更年期やろ」
と云うと
「違う!!虚弱体質だ」と断固否定する。

みゆぽんちはバイク屋さんで Jikoのバイク を買った店。

その日も気分がすぐれず具合が悪かったが御主人が配達に出た後ひとりで店番していた。
そこへ若い常連の子がオイルを入れに来た。
「いらっしゃいませ」
と顔を見た途端

「おえっ~~」
吐いた。
かたわらのごみ箱に顔をつっこんだ。

何か云おうとしてもこみ上げるのは吐き気ばかり・・
『ぐげぇ~~!!げぇ~~』
ごみ箱片手にオイルの匂いで又
『ぐげぇ~~!!げぇ~~』
涙ポロポロ鼻水じゅるじゅる
『ぐげぇ~~!!げぇ~~』

「こわや・こわや(つらい・しんどい)気分悪いがにごみ箱抱いてちゃんと仕事したてや・・・」

気分悪かったのは顔を見て吐かれたお客さんの方やない?







出る!!

  1. 2007/08/22(水) 15:39:24|
  2. ■アンビリバボーな面々
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Tochiは順調に回復し
退院を二日後に控えロビーで雑談中のこと。
見舞いに来ていた後輩テルヤの母ちゃんが
「わたしは信じんのやけんどな・・・」
と前置きして話し出した。

「テルヤんとこ 出る んと~
赤ちゃんを抱いた女の人が 出る 云うんよ。
その部屋に前 おった先輩も見とるし・・
監督も見とる云うんよな。
わたしは信じんのやけど・・」

テルヤは名古屋の某大学のラグビー部の寮にいる。
ラガーマンの猛者ばかりの寮に 出る とは
(なかなか度胸あるやん)
(足の無いもの相手にタックルも出来まいし)
大学にいってからのテルヤは怪我ばかりで最近も頭を切ったと云う。
霊障かも・・・?
「今日お祓い受けに行くと云いよったわ」

「なんかおかしいんよな。あの部屋・・・」
とTochi。
以前 Tochiがテルヤの部屋に泊まった夜・・
電気を消すとノイズ音のような耳が、頭が痛くなるような音がして異様な感じがしたと云う。


『髪の長い女の人が 出る んよ。
関係ないやーんって云っても結構出てくるんよな~』


フィールドでの勇姿からは想像つかないテルヤからの困惑しているらしいメール。

見える人には見えるし・感じる人には感じる・・
―この世に魔訶不思議なことがある―私は信じる。
テルヤの無事を祈って「般若心経」を唱えるのみ。

熱帯夜の夏の夜にふさわしい話ではあるが!





個人情報!?

  1. 2007/09/13(木) 20:01:33|
  2. ■アンビリバボーな面々
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“くじゅな”の花が咲いていると云うので見に行った。
少し山道を歩くと子供達の騒ぐ声が・・・

「・・・?」
行って見ると密柑山に通じる急な農道を自転車で走り降りている。
鍋のようなメットを被り4・5年生くらいの男の子4人。
坂の上まで、えっさ・えっさと自転車を押して上がりすごいスピードで道路まで降りてくる。
めったに来ないとは云え車が皆無では無い。
このあたりでは見かけない子供達。

「危ないよ~。
あんたら どこから来たん?
どこ(地域)の子なん?」

ちょうど下に降りて来た子、急ブレーキを掛けながら
「個人情報ですから~云えませーん」
ハキハキと小生意気に 共通語で答えた。

(へっ!?個人情報だぁ~)
「車もたまには通るし・・・
転けたらあぶなかろ~」

「♪そんなのかんけいない~♪」
「♪そんなのかんけいない~♪」


ガキども 子供達は口々に言いながら名坂方面に走り去った。

20070913212130.jpg

―くさぎ―

20070913211919.jpg


“くじゅなの花”
写真撮って帰ったらJikoが
「これは“くじゅな”では無い。
葉っぱが違う・・・」

では、このぼけた紫陽花のような花は何だろう?
“くじゅな”の若芽は食べられる。
ほろ苦くって佃煮にすると美味しいらしい。
 
教えて下さいませ。


賓頭盧さん

  1. 2007/11/18(日) 17:43:38|
  2. ■アンビリバボーな面々
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昨年の春、倒れて以来転院・入退院を繰り返していた 清ちゃん の体調がどうにか落ち着いて帰って来た。

まぁお義理にも濃いかったとは言い難い髪の毛は・・・

20071118174835.jpg


賓頭盧(びんずる)さんになり左半身に麻痺が残ってビュック・・ビュック・・と左足を引きずって
「ちんば馬になったけどお大師さまのお陰で生きてもんた」

言語障害は無いとは云っても・・・
私などもすぐ忘れるので口はばったいことは云えないが昨晩夕食に何を食べたか忘れる=夕食を食べたかどうかを忘れる位の差はある。
それに加えて賓頭盧さんの場合、時々回線が切れるのだ。
回線がなかなか繋がらずとんでもない所にリンクする。
云いたいことが整理付かずそれも断片で出てくるのでクイズをとくような会話にしばしばなる。

「女の髪が蛇になる~」
(メデューサか・・・)
「ギリシャ神話?」
「いや日本の昔~」
「安珍清姫?」
「そう!そのお寺のある~」
「和歌山?」
和歌山の話がしたかったのだ。

「吊り下げて切る~」
(アンコウか塊の肉か・・・)
「魚?それとも肉?」
「お得意様だけ自分が料理する~」
「コック長?」
二番目の息子が神戸でコック長。
で~この息子のお嫁さん
「たまげたてや~実家が伏見の月桂冠~」
「の・・・お嬢さん?」
「月桂冠の前の家の娘での~」
「はぁ~ぁ!?」
結果は息子の嫁が京都の娘だと云う話。

回線のアクセスが上手くいってる時は弁舌爽やかに(さすが元銀行員)の片鱗を見せる。

リハビリを兼ねて歩いて家まで来るのだが
朝 7時過ぎ
「朝飯 持って行くけん~待ちよれ」
200mほどの距離を20分かけて3センチほどのちぃさなお饅頭を3個持って来た。
それも賞味期限切れだ。
その前は 1ヶ月賞味期限の過ぎた煎餅を3枚。
湿気っていたがまぁ~許そう。
昨日は07・4月が賞味期限のクッキーを3枚。
(私なら賞味期限剥がして持って行くなぁ)
とか思いながら・・・
流石に口にはしなかった。

3時のおやつに持って行こうとお昼頃に買って律儀に3時までとっておいた 熱い ぬるい缶紅茶。

賓頭盧さんには他意は無いのだ。
ビュック・・ビュック・・と体をゆすりながら一生懸命歩いて持って来て呉れるのだ。

その賓頭盧さんが
「お礼参りに高野山に連れて行ってくれ」
と云いだしたのだ。

賓頭盧さんは『権大先達』の資格を持ち丁度「金札」を印刷した時点で倒れた。

「頑張れ!歩けるようになったら一緒にお参りに行こう!頑張れ!」
「頑張れ!動けるようになったらどこでも連れて行ってやる!頑張れ!」

とリハビリの時間を見はからっては病院に行き激励し続けたJikoにとっては嬉しい!?話ではある。




予定=未定=決定

  1. 2007/11/22(木) 11:59:21|
  2. ■アンビリバボーな面々
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  4. | コメント:6
賓頭盧さんに来年5月に高野山にお参りの予定を話す。
「じゃぁその時連れて行ってくれ」

いいよ!
納得して賓頭盧さん帰って30分後
「3月にしょうや」
いいよ!

二日後、
「やっぱり年内にお参りしたい。
12月は気忙しいけん、11月どうなら」
(とこれが10月はじめの話である)
讃岐がまだ13ヶ寺残っているのでそれでは急だが10月の末までに打とうか~
JikoがOKした。
すると次の日

「11月高野山は雪じゃそうな。
今月行こう・・・・」

そこで賓頭盧さんが“ばー”と呼ぶところの奥さんの静さんを加えての相談となった。
静さんは名前どおり物静かでおっとりして声を荒げたり大声を出しているのを見たことのない私より3・4ッ若く私とは正反対の人だ。
体が不自由になってからは特に
「いふ(癇癪)を起こしてお袋が可哀相です」
と息子さんがいつも云う。
ちょっと静さんの姿が見えないと
「どこに行った・・・何しに行った」
孫(22才)が9時に帰って来たと
「子供が夜遊びする」
孫の靴の脱ぎ方がどうの・・口の利き方がどうの・・
孫を怒り静さんに当たる。

私は
「考えても見。
自分の体さえ思うようにならんのに“ばー”や孫が思うようになる訳ないやろ!
思うようにならんで当たり前。
いちいち怒りよったら又血管切れるで―」

だから他人の私達にも都合があることを暗に含めて話すのだが一端思い込んだら意のままにならないと気が済まない賓頭盧さん。

賓頭盧さんは或銀行の本店で本部長にまでたたき上げでなった人でこの田舎ではちょっとした名士だ。
みんな敬語だが私はふつーにタメ口で話す。
同い年だし別に上司でもないし・・・
定年までスーツ姿の賓頭盧さんしか見たことが無かった。
だから部下をはじめ家庭でも(あんたが大将)で口答えする人など(おまけに息子の嫁は元部下)いなかったのに私がぽんぽん云うので

「かあちゃん(私のこと)にはかなわんのぉ!」
「説教はした事あってもされた事は無いわ」

静さんも性格が分かっているので
「どうにか10月中に・・・」
と哀願するように云う。
まぁ百歩譲ろう~が20日までは私の予定がある。
それ以後なら日程・交通手段すべて賓頭盧さんの体調を考慮して計画するよう静さんに任せた。
静さんは何10回と高野山に同行しているので・・・

次の日 計画表を持って来た。
見ると移動時間・列車で7時間。
そこからケーブルカー・バスで9時間の行程。
「飛行機にすれば(45分)?」
Tochiの話を聞いていたので
「きれいなおねえちゃんが車椅子で降りるまでお世話してくれるよ」
ちょっとスケベ心を刺激して見たが
「空港で昔の知人にあったら・・・!
背広着ずに飛行機に乗るのは・・・」
と二の足を踏む。
賓頭盧さんの気持ち分からぬでもないので・・・

賓頭盧さんが長時間の列車と高野山まで8回の乗り換えをクリア出来ればいいよ。
と云ったら次の日、早速チケットの手配をして来た。
なんと21日の早朝出発!!
21日は『弘法の日』で信者にとっては特別な重要な日なのだ。


一週間後?


20日ぎりぎりまで私は 今川先生 の中級講座が入っている。
それに結願せずに高野山に行くのは最低限、私のアイデンティティが許さない。
と云うことは講座の合間を縫っての二日間で讃岐13ヶ寺打つことになる。
行くだけで240k~日帰りでは到底無理だな。

芥川龍之介の「杜子春」・宮沢賢治の「雪渡り」を熟読して録音の宿題もあるし・・・

しかし

チケットも買ったし宿坊も『普賢院』を予約した!と云う。




光る地デジ!

  1. 2007/11/30(金) 21:06:57|
  2. ■アンビリバボーな面々
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  4. | コメント:12
Miyaちゃんが2ヶ月前地デジに買い換えたそうな・・・
その夜

夜半にふと目覚めると地デジの後ろあたりからぼっ~と青い光が・・・

(でたぁぁぁぁ!)

身動き出来ぬまま見ていると気づかれたと思ったか青い光がフッと消えた。

ほっ!とする間もなく
また青い光がぼっ~・・・消えた~・・・ぼっ~・・

一定の間隔を置いて光る。
(あ~ぁ地デジは消しても光るんや)

納得して眠った。
次の朝 例のおいさん(Miyaちゃんグループではメカに強い)に聞いた。
「地デジが光る?聞いたことないで・・そりゃ漏電しよるんじゃろ」
あわてて呼んだ電気屋のにいちゃん
「地デジが光る?・・今まで聞いたこともありません」
しばらく調べてどこもおかしい所は無いと帰って行った。
夢でも見たのか・・いや確かに光っていた。
2・3日何事もなく地デジも光らなかった。

が・・4日目の夜。
また地デジが青い光をぼっ~・・と光ったり・・消えたり
意を決して電気を点けた。
そこで見た青く光る物の正体は

“携帯電話”

不在着信のランプ!
「こんなん点くん知らんかったもん!!」
けろっとして云った。

―あんたぁ~携帯持って何年になる?―






忘れるって・・・

  1. 2007/12/05(水) 20:06:01|
  2. ■アンビリバボーな面々
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  4. | コメント:10
忘れる・・・後で思い出したり気がついたり人に指摘されて “忘れてた”と感づく。

Miyaちゃんはうちに来て物忘れがひどくなったとぼやく。
一人暮らしだから忘れた事も忘れとるんやろ。

「聞いてない!」

「知らんかった!」

平然と云い放つ・・・

忘れ物が腐り悪臭を放ったり枯れ朽ちてぼろぼろになり埃まみれになったり見える物であれば気もつこうが・・・
形のない忘れられたモノタチは部屋中に充満して[ 思い出して~ ]と押し合いへし合いしているのではないか・・・

「今日は何日?」
幾度も聞くので
「携帯の待ち受け画面出してみ・・・」
「待ち受け?・どこ?どこ??」
やたらボタンを押す。
「開いてすぐ・・あっ!ボタン押さんで!」
「あ~正面玄関かぁ~」
(操作を教えてくれた電気屋のにいちゃんが云ったらしい)


「そこで分かるやろ」
「うん。時間は~な。
携帯持ち出してから時計は持たんようになった」
と自慢げ。

「日付も出とるやろ」
「?・・・・・?」
ボタンをプチ・プチ。
(ボタン押さない!)

一緒に買った携帯も
「相性が悪い」 と交換したのを忘れていて私の携帯と機能が違うのは―何故か―と詰め寄る。

「どんなに相性が悪いん?」
―メールの絵文字が無い(有るから―)
写真が残らない(保存しないから―)
打ったメールが届かない(メアド入力ミスやろ)
着信音が聞こえない(2重に袋に入れてバッグの中では・・?)
「出しとけば?」
「忘れるといけんもん」

じゃぁ~とバイブにしたら・・・
「感電したらいけん。
携帯が動くの気味が悪い・・やめて!・・」

挙げ句の果て

「どこで聞くん?いっつも相手の声遠いんよ。
へ~ぇここ?ふ~ん!こっちが話すとこ?」

「へ~ぇ!そら気がつかんかったわ」
「教えてくれんかった・・・」

まさかぁ マイクとレシーバー逆にして無かったよな!

側でにやにや笑いながら見ているJikoに
あんたぁ馬鹿じゃなかろか・・・呆けたんじゃねえか思って見よるやろ
70過ぎちゃぁこげなんがふつーよ。
うちらのグループではあたしゃメール打つの早い方なんで

単にメカに弱いだけじゃあなく
私も忘れた事さえ忘れるようになるのかと空恐ろしく内心ビビッている。











メロディライン

  1. 2007/12/13(木) 19:32:41|
  2. ■アンビリバボーな面々
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三崎半島は日本一細長い半島である。
右手に瀬戸内海。
左手に宇和海。
メロディラインと呼ばれる道路を挟んで二つの海が見える。

20071213191759.jpg

瀬戸内海

20071213191821.jpg

宇和海

伊方に温泉が出来た?とのことで別府温泉から来たMiyaちゃんを田舎の温泉にドライヴがてら連れて行った。

車に乗ると
「誰かまだ乗ってません―云いよるで・・」Miyaちゃん。
(カードが挿入されていません)
「あ~ETC・・・」
「ETC~なに?」
(説明しても絶対理解不可能)
「あ~気にせんで良いけん」

彼女は駅から5分の町中に住んでいる。
移動手段はほとんどが自転車。
それ以外はバス又は電車と云う状態。

カーナビ付きの車は 初めてだと云う。
(忘れとるんやろ)
「どうして 姉ちゃんはうちらが行く所知っとるん?」
「電話番号や住所や・・・」
「これも携帯でかけるん?」
「なんでこの車が この店の横曲がるのわかるんね?」
Jiko が
「上から姉ちゃんが見よるんよ。
ロケット(古っ!せめて衛星くらい云えよ)で一緒に飛びよる」
「ふ~ん!?」
「綺麗な若い姉ちゃんが双眼鏡(古っ!せめてレーダーくらい云えよ)で見よる」
「へぇ~!?」
車の窓から上空を眺めるMiyaちゃん。
「この姉ちゃんとは 話出来るん?」
「この姉ちゃんの 顔見る事出来るんね?」
「上から見るだけでこんな細い道 見えるんかい?」

「Miyaちゃん本気にするが・・嘘よ」
と私が云うと
Miyaちゃん「何が?」

思わず吹きだしたが 彼女の納得いく説明は出来なかった。
GPSとか云ってもなお
「わからん」

目的地に着いてMiyaちゃんは
「ご苦労様!有難う・・ちょっと休んどいてね」
ナビにお礼を言っていた。

たまたまナビ操作していてテレビ画面が一瞬出た。
女子アナを見たMiyaちゃん。
「あっ!あの人が見よるの・・・うん。
綺麗な人やなぁ・・・」
「あれ(ETCを指し)とは別の人?」
「だから・・違うって・・そんな訳ないじゃん」
「・・・・・・・!?」

20071213200022.jpg


20071213200100.jpg

途中で寄った『きらら館』

20071213200216.jpg

ここから手を入れるようになっている。

20071213200237.jpg

“ふぐ”がいっぱい泳いでいて手を入れて魚に触れる―
手を入れようとしたら
20071213200150.jpg


あわてて引っ込めた。
“ふぐ”は歯がするどいのだとJikoが云った。

20071213201457.jpg

20071213201520.jpg

20071213202600.jpg

足湯もある。

オープンしたばかりの『亀ヶ池温泉』は設備もよく良い温泉だった。
「海が近いんで塩分含んでるかも・・」
と云うとMiyaちゃんは入っていたお風呂に顔をつけてお湯を躊躇なくがぶりと飲んで
「うん。塩辛い・・」
舐めたのでは無く勢いよくガブリ!

20071213202618.jpg

温泉の横にある『亀ヶ池』

20071213202641.jpg

鳥が一匹、近づいても逃げもせず所在なげに池を眺めていた。
実にのんびりした風景だった。

いざ! 高野山

  1. 2008/01/09(水) 20:17:03|
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さて・・・・・
話はさかのぼって11月の中旬。
賓頭盧さん に急きに急かされて・・・
高野山行きが決まって、先ず私のしたこと―。

賓頭盧さんの 迷子札 いや“お願いカード”
住所・氏名・生年月日・血液型・病院名
静さんの携帯番号等を明記したカード。
万が一はぐれた場合とっさに言葉の出ない賓頭盧さんの首に携帯ストラップでぶら下げた。

「これを見せて電話して貰い~」

物見遊山の旅ではないので着替えは ステパン のみ。
上下の白衣(あいにく私は夏用しか持ってない)と納経帳と参拝用品それに宿坊と云うことで洗面道具とパジャマ二人分を小さいバッグに詰め込んで・・・
高野山は7℃とのことで―我が物と思えば軽しとばかり―タンクトップ・薄手のババシャツ・薄手のタートルネック・トレーナー・ベスト・その上にジャンバーを着込んだ。
念の為、パシュミナと薄手のタイツをショルダーバッグに入れて・・・
暑ければ脱いで引っ担ぎ用に軽いナイロンのナップザックも片隅へ・・・


※ステパンとはン10年前からMiyaちゃんに教わった方法で旅行の際ちょっとゴムの緩んだのやレースがほつれたショーツをはき捨てると云うもの。
私は コメパン なのでくるくる丸めてティシュに包みその上、不透明なビニール袋に入れてお手洗いのダストボックスに捨てるのである。


“21日弘法の日”
6時40分出発。
(5時半と6時2回賓頭盧さんより電話あり)

賓頭盧さんは小さいリュック(時間ごとに飲む薬と水とタオル)を前に掛け納経袋を持っただけだが静さん、まるで海外旅行(どんだけェ~おるんかい?)のような大きなキャスター付きのスーツケースにリュックその上、片手には紙袋。
ショルダーバッグ一つ両手の空いてる私はこの紙袋を持つ覚悟はしたがなんと中身は時期的にまだ珍しいミカンだった。
(ずっしり重たいの!)
かくして二泊三日の旅が始まった。

JR・新幹線など往復6枚のチケット。
チケットの同じ様式のご案内が付いて渡された枚数二人分14枚。

岡山でも新大阪でも乗り換えの時間はたっぷりとってあったが何10回となくお詣りしているので任せていたのが間違いのもとだった。
静さんは今まで賓頭盧さんに付いて来ただけで右も左も分からないと云う。

新大阪のごった返す人混みのなか

「すいませ~ん!ちょっと通してくださぁ~い。
有り難うございま~すっ!」


大きな声で連呼しながら人波から両手を広げ賓頭盧さんをガードしつつ頭上の矢印頼りにやっとの思いで改札口へ・・・
大都会の人達は優しかったよ。
ビィクラ・ビュクラ歩く賓頭盧さんを押したり突いたりすることなく道を空けてくれた。

改札口に賓頭盧さんを連れて行き私達は隣の改札口から出た。
静さんがチケットを差し込む。
賓頭盧さんははずみをつけて改札へ~
自動改札のゲートが賓頭盧さんの前でパシッ!
 ばぁ~ 
賓頭盧さんが叫ぶ。
静さんのことを賓頭盧さんは(ばぁ)と呼ぶ。
戻されたチケットをもう一度静さんが差し込む。

賓頭盧さんは再びはずみをつけて改札へ~
又もやゲートが賓頭盧さんの前でパシッ!

ばぁ~

「チケット全部いれて・・・」
(往路のチケット3枚同時に入れるのだ)
と叫んだらあわてた静ざん“ご案内”まで入れたらしい。
賓頭盧さん 三度目のパシッ!・・・

ばぁ~ぁ~  

―悲鳴を上げた―
とうとう駅員さんが飛んで来て手動で開けて出してくれた。
すったもんだの末、おとなしい静さんには任せてはおれない―初めての私が主導権を握る。
なぁに多少訛りは有っても日本語話せりゃなんとかなる。
新今宮から南海電鉄で“極楽橋”
満員電車の中でも
「すみませぇ~ん。
座らして下さい」


大きな声でお願いして賓頭盧さんの座席を確保。

“極楽橋”からケーブルカー

20080110002135.jpg


20080110002327.jpg


高野山駅に―

午後4時 宿坊の『普賢院』無事到着!

20080110003937.jpg


嬉しそうな賓頭盧さん。
10時間の長丁場 良く頑張ったね(私も・・・)

宿坊のお風呂で・・・

  1. 2008/07/18(金) 15:10:15|
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一足先にあがって浴衣を着ている私にMiyaちゃんが
「なぁ~体重はかって・・・」
と声をかけながら脱衣所の隅に置いてあるヘルスメーターにすっぽんぽんで乗った。
「はよ・・体重計のスイッチ入れてや!」
私からの返事はない。
「メカのことはわからんがよっ!」
(ヘルスメーターもメカ?)
と振り向くと私は長い洗い髪をタオルで拭きながら完全無視!

シカトされて頭にきたMiyaちゃんは
「さっきから言いよるじゃろ・・・髪、後にして・・早よ計ってや!
大声で噛み付いた。

髪を拭いていた私はびっくりして

「ワ・タ・シ?私に体重はかれと!?」

髪をかき上げた顔は見知らぬ人。

「あっ!すいません!知人と間違えました」
呆然としてすっぽんぽんで立ち尽くすMiyaちゃん。

「良いですよ。計って上げます。
(ポンとスイッチを入れて)
55Kです
53じゃないですか?」

「いいえ!55Kですっ!」

「あ・あ・ありがとうございました」


Miyaちゃんの三つの間違い
※私はまだお風呂からあがって無い。
※私は浴衣を着ない。(部屋着を持参する)
※私の髪はショートボブだ。

「絶対あんたやと思うたのに―」
「メカはすかん―」
とボヤクのに

メカと言えば―Mが 「Miyakoねえちゃん 地デジ絶対操作出来んと思う!」
言ってたのを思い出し
「その後 光る地デジ はどうよ!?」
「あ~あれはすかんけん戻した・・・今は電気屋のにいちゃんと同じテレビにしてたんびたんびに(その都度)来て貰いよる」

電気屋のにいちゃん!
―お世話になります―

は・な・し・て・・・・

  1. 2008/08/05(火) 18:55:17|
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金倉寺の願供養念珠。
逆打ち 166

ゆっくり手繰ると“カァ~ン!カァ~ン!”と高い綺麗な音が余韻を残して消える。

 梅雨晴れに数珠の音響く金倉寺
                   煩悩消えずいまだ悟れず 


手がま(手がましい=手が喧しい)のMiyaちゃんはハムスターが回し車を回すがごとく
“カンカンカンカンカン”“カンカンカンカンカン”

あわてて他の参拝者に気兼ねしながら
「はなしてっ!」
声を押し殺して言った。
「後でな・・・」
と答えてMiyaちゃんは
“カンカンカンカンカン”“カンカンカンカンカン”

私は慌てて手を押さえた。

「なんの話かえ?」

車に乗って、テレビで見た
おバカキャラの里田まいがレポーターに「まりもっこりの丸い部分を引っ張って」
まいが引っ張ると
「はなして下さい」

すると躊躇なくまりもっこりに向かって里田まいは
「コンニチワ」   (大爆笑)


おんなじ状態やったな!・・・と私たちが笑うのに
NHKしか見ない(見られないのかも―)Miyaちゃんは

里田まい・・・知らない
おバカキャラ・・・知らない
肝心のまりもっこり・・・知らない

―お話しになりません―



―もし―
ご存知ない方がいらしたら“これが まりもっこり


真夜中の・・・

  1. 2008/10/05(日) 21:12:38|
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夕べの事、時計を見ると12時を指している。
寝ようかな・・・とPCを閉めた時、携帯の着信音が―
どきっとして発信者を見ると テルヤ から~
(何事?)不審に思いながらも
「もしもし・・・」
テ「夜分にすいません・・・又、出た!んです。」
「二度め・・・今夜も・・・」
なんとも心ぼそげな声。
「今、いるの?」
テ「今、帰ったんで電話してるんです」
彼女が来て帰ったんとは訳違うわな!
「部屋替わったんじゃなかったん?で、今度はどんな?」
テ「部屋替わりました。それで、出なくなっていたのに・・・女の人で口ぱくで何か言うんですけど・・・聞こえなくて・・・」
見えるだけでも怖いのに声まで聞こえたらなおさらパニくるやん!

そんなもん聞かなくていいじゃん!スルーしなよ!

テ「今度の人には般若心経も利かないみたいで・・・」
「どこから来たり帰ったりするの?」
テ「ベッドの枕元の壁です。壁からスーと出てきて口ぱくで・・・何か言うんです」
「ちょちょっと・・・その壁にシミない?」
テ「シミ?・・あ~あります」
(犯人はそやつか!)
そのシミを般若心経の手ぬぐいで隠せと指示。
幾度も言うようだけどテルヤは22歳、れっきとした大都会の大学4回生でしかもラガーマン。
その上キャプテンだよ!
色の生っちぃろいか細い子が言うならそれもそうかもって思うんだけど―

テ「あっ!そうや!おじいさんが足4本共無い犬連れて歩いていて・・・」
それを見て以来オカシイことがと・・・
足が無くてどうやって歩けるんかい~つっこみ入れたいけどつっこめない。
テルヤは真剣なのだ。
「おい!おい!しっかりせぇよ!」
「そんなもんの言うこと聞くな!出てきそうな気配感じたら般若心経のCDかけて無念無想の境地ったって無理かな?」
(般若心経の手ぬぐいと高野山の僧侶の般若心経のCDを以前送っていた)

私も結構不可思議な経験はしているけど未だかって
「私は幽霊です」みたいにはっきりしたものには御目にかかったことないし―先ず出あいたかないし・・・
幽かなものだから、まぁ許せるって言うか―?かな?―で終わると思うんだけど夜の夜中に若い男の子の部屋にひとりで来てよ(複数でもそれはそれで怖いけど)何話そうって言うんだろう。
大体、夏の夜~草木も眠る丑三つ時って相場がきまってるがろうが?
時季的にも10月の時季外れ(もう結構涼しいんですけど)・・・、出る時間も12時前・・・(深夜営業はなさらない?)
あの世の常識もかわったか?(温暖化がそこまで影響してる?)

真夜中に孫くらいの若い男の子と私が、出た!の、出ない!の電話していること自体怖いって?

「強い心を持ってシカトし!毅然としてそんなものに付け込まれちゃ駄目!」

今度の連休またお参り行くからお守り頂いて帰るよ。
それが昨年、偶然テルヤにお守り頂いて来た“四国高野”の雲辺寺だ。
お守りの有効期限?確かあるって聞いたような?一年とか?
賞味期限じゃあるまいし有効期限が過ぎたからって、そく律儀にお出ましにならなくても―





そこっ!どこっ?

  1. 2009/07/06(月) 11:16:38|
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電話のベル!
「○○さん?・・・ほんとに?」
なんともフレンドリーな若い女性の声。
「宅急便ですが、別府の○○ミヤコちゃん(ちゃん?)知ってます?」
「はい。」
「じゃあ、そこ・・・どこ?」
「あ~、最近、越して来たんですよ。」
「そんな番地、無いんです」
(移転届に行って市役所で、今までの番地が間違いだって訂正された)
経緯が有ったので、こと細かく道順を教え、川端まで出ている―と電話を切った。

間もなく宅急便のお姉さん、到着!
愛想だけではない、不可思議な笑みと共に荷物を渡してくれた。

伝票を見て驚いた!
決して達筆とは言い難い、癖のあるMiyaちゃんの字で
(子どもいたずらとでも思ったか―でミヤコちゃん!)

『八幡浜市S田町1-N05-1』
(おまえ!よく届いたなぁ!)

Miyaちゃんが来たので
「あんたなぁS田町はないやろ?」
「でも、電話でそう言うたもん」
「その前に、メールでちゃんと住所知らせたろ?」
「知らん!来とらんけん電話で聞いた」
送信記録とMiyaちゃんの受信記録を見せると
「ふ~ん!うちが見た時はすぐ消えた!じゃけん、電話で確認したろ?」
「日本の地名にS田町・・・番地にNがあるなんておかしいと思わんの?」
「別に~宮崎にはドロンち地名もあるし、地名のことやけん、いっこもおかしいちゃ思わんかった!」
思い込みおそるべし!

それにしても良く届いたと今さらながら感心している。




ガクトっちゃなんね!

  1. 2009/07/25(土) 14:18:37|
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たまたまテレビを見ていたMiyaちゃん
「ガクトっちゃなんね!男ね・・・女ね・・・」
「男、ミュージシャン。歌手よ」
「おカマね!」
「違うよ。体、鍛えてるし・・・いわゆるイケメンやな」
「イケメンちゃなんね?」
「男前・・・よか男よ。タッキーとか玉木宏とか速水もこみち・・・」
「知らん!」
("TOKIO""嵐”とかは無理やな)
「福山雅治は?」
「知らん!」
テレビはNHKしか見ないと言うMiyaちゃん。
(朝の連ドラと大河ドラマだけは見せて―)
とその時間のチャンネル権を主張した。
「妻夫木や小栗旬は知っとろう?大河に出よる・・・」
「知らん!」
「まさかキムタクも知らん!ちゃ言わんでな」
それには答えず
「みんなヨン様ヨン様言うけど、うちは好かん!」
(キムで韓流にいったか―)

はるな愛を見て
「ありゃなんね?」
「あややのものまねするニューハーフ」
「ふーん!知らん!」

「”羞恥心”知っとる?」
「え~?知ってはおるけど・・最近は」
「言葉じゃなくて、つるのや上地らおバカキャラの歌よ」
「バカは男でも女でも好かん!お笑いもクイズも三面記事みたいな番組も好かんけん見らん!」
はぁ~!?
ふと、おひぃさまの事 を思い出す。
「それで、みんなと話、合う?」
「みんなも知らんもん!」

「でも、最近の歌知っとるでぇ・・・ゥゥゥ川の」
「氷川?きよしちゃん?」
「違う!クラシック歌手・・・秋川や」
知らんやろう―と私の顔を見る。
―秋川雅史なら愛媛県の人やし―
やにわに立ち上がると、Miyaちゃんは声を転ばして

♪わたしのぉ~

歌いだした。
(古っ!3年前の歌やん!)
あっけにとられた私の顔をみながら得意気に・・・(知らんやろ!?)
負けられません!
私も、立ち上がってジェスチャーたっぷりに熱唱。
―なにごと?―
引きつった笑顔を浮かべて固まっている娘や孫をしり目に、ますますMiyaちゃん、声を張り上げる。
負けじと私も、声を張り上げ二人で熱唱した。

・・・吹きわたってぇ~いまぁすぅ~~~♪

バーバラ二人の熱唱に、まわりはシーン!
固まったまま・・・拍手も無かったな!






あっ!パンツが・・・!?

  1. 2009/08/08(土) 13:04:54|
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お隣のルイちゃんは、相当な泣き虫だ。
”からすの鳴かない日はあっても、ルイちゃんの泣かない日は無い”と言っても過言ではないだろう。
それも、はんぱねぇ泣き方で地団太を踏み、廊下を走り回り、カタコトで文句を怒鳴りながらエネルギッシュに泣く。
いったん泣き出すと、これがしっつっこい!ロングラン攻撃である。
ハーフマラソンは軽く普通で、フルマラソン・・・時にはトライアスロンも2度ほど・・・
普段、ママが大きな声で叱ったり、機嫌をとったりなだめたりしている様子もない。
「泣くだけ泣けば~好きなだけお泣き・・」状態かも―
トライアスロンの時はさすがに、優しいパパに裏庭に連れ出されて、叱られていた。
このパパはテレビ局のカメラマンだ。
で、ルイちゃんのいつでも「おはよう!」ご挨拶は業界用語!?

お隣とは干場・カーポート・お隣の横通路を隔てていて、ほとんど物音は聞こえない。
ルイちゃんのお神楽泣き以外は―
今年生まれたリョウくんの泣き声もたまに「あっ泣いてる」ってくらいで泣くのがお仕事のリョウくん、完全にルイちゃんに負けてる。
それでルイちゃんの泣き声がうるさい!のかって言うとさに非ず。
毎日、いつ泣きだすか楽しみに心待ちしているのだ。
JIKOは”じゃりん子チエ”に似てると言いたいのだが”じゃがりこチエ”とか”がちゃぴんチエ”とか言う。
私は”魔女の宅急便”のキキに似てると思うんだけど―
「今日はまだ、じゃがりこ、始まらんなぁ!」
どうしたんだろう?「ほら!ほら!がちゃぴんサイレン鳴りだした」
この暑いのに汗と涙で髪の毛を顔にぴったり貼り付けて、汗みどろになりながら泣いて、泣いて、泣き続けるバイタリティ溢れる泣き声にパワーと元気を貰っている。

そのルイちゃんは、JIKOのお友達で一緒に土いじりをしたり、鯉を見に行ったりするのだがJIKOはルイちゃんのカタコトが「なに言いよるか、さっぱりわからん!」

有る日、例の泣き声が表で聞こえたそうな。
自転車に良く乗って遊んでいるので転んで怪我でもしたのかとJIKOはあわてて表に飛び出した。
するとルイちゃんは、フェンスの前に座ってフェンスを握り大泣きしていた。
「どうした?」JIKOが声をかけようと近寄ったとたんルイちゃんが泣きながら立ち上がった。

立ち上がったと同時にパンツが足元までストンと落ちて可愛いちぃさなお尻がプリン!
JIKOはびっくりして声もかけられず、フェンスに片手をかけたまま、片方の手でパンツを必死に
ずり上げながら泣いているルイちゃんを横目にそのままに家に入って来た。
JIKOは目を丸くしながら
「おい!がちゃぴんは大きなパンツ穿いとってパコンと落ちたがやが・・・ねえちゃんのでも穿かされとったのやろか・・・でも普通ゴムが緩くてもずるずる落ちるやろうが!」
「見事にパコン・ストンと足首まで落ちた・・・」

「は~い!それはパンパース。紙おむつだから泣いているうちに、おもらしして重くなったので落ちたんやろ」
JIKO「・・・・・・!?・」

2・3日前、自転車にのって遊んでいたルイちゃんがヒラヒラのスカートをまくって
「これ可愛いでちょ!」
見せられたのがミッキーマウスのマミーポコ。
「あれ!まだおむつしよるん?」
それには答えずミッキーのおしり丸出しで鼻歌をうたいながら自転車でよろよろ去った。
で、その状況が容易に想像できたが、JIKOの驚きようがあまりにおかしくって、壺にハマりしばらく笑いが止まらなかった。


カワイイだけじゃな~い!チビガキ!

  1. 2009/08/18(火) 16:33:27|
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私がお隣のチビふたりに初めて会ったのは、この家を見に来た日であった。
可愛らしく人怖じするふうもなく
「私はリン5歳、妹はルイ2歳、赤ちゃんはリョウくん。あなたのお名前は?」
ルイと言われた妹は
「ニチャイ!」と指を三本差し出した。
瞬間、思ったのは”ラ行”の好きな親なんや!
「リョウくんは男の子やな。私の名前と同じ・・・私もリョウや」
「ふーん!なんで見ないで男の子とわかるの?ねぇリョウちゃん!」
これが初対面で、その後私は体調が悪くめったに外に出ることもなく、たまにルイちゃんと「おはよう!」あいさつする程度でリンちゃんはこの春から幼稚園に入って、めったに顔をあわすことも無かった。
そんな訳 でリンちゃんは、お姉さんらしく、おとなしい可愛い子―のイメージ(大きな間違い!)しか無かった。

膝の方も、普通に歩行するにはなんの支障もなくなり、体調も除々によくなった先日、久しぶりに表で自転車で遊んでいる姉妹に会った。
二人とも真っ黒に日焼けして、ルイちゃんは、見るからにお姉ちゃんのお下がりと思える中途半端な丈のワンピ・リンちゃんは、可愛らしい涼しげなサンドレスを着ていた。
そのサンドレスの肩紐が外れていたので直して上げた瞬間・・・
自転車の前籠から取り出した3センチ幅のビニール紐を輪っかにした物で私の右手首をさっと縛って
「逮捕!」と叫んだ。
と同時にルイちゃんが、「タイホ!」と左手に猿のように黒いちぃさた手で体ごとしがみ付いた。
爪を立てて、巻き付いた黒い手は思いの他、痛く力強かった。
「あっ!待って!きいき悪いから・・・ほら(注射の跡の絆創膏)」
そんな事にはお構いなくリンちゃんは、ビニール紐を引っ張ったまま、自転車で
「逮捕!逮捕!逮捕しましたっ!」叫びながら走り出したのだ。
私は左手に真っ黒クロスケを引きずりながら、自転車に引っ張られ痛い足で駆け足にならざるをえない。
想定外の状況になった。
クロスケを突き放して転ばしてもいけないし、かと言って私が転んで膝でもつけば、又悪化するし
「やめてよ~!とめてよ~」
私はもはや必死である。
「もう悪いことしませんかぁ~!」
「しません!しません!かんにんして~~」
「マジでやめてぇ~!とめてぇ~!たすけて~え!
私が大声を上げる度に、(この際)チビガキどもは
「きゃっ!きゃっ!キャッ!キャッ!」大喜び!」
その間にもクロスケは、しがみ付き、どうかすると足まで絡めてこようとする。
とめてぇ~!たすけて~え!
冗談ではない悲鳴を上げる。
静かな住宅地。
私の声が聞こえないはずないのに、パパもママも・・・JIKOさえ出て来ない!
(後でJIKOをなじると「楽しく遊んでいる!」と思ってた―と)
しばらく引きずり廻されて―方向転換には一度自転車を降りて押して廻す。
この時とばかり
「あれぇ・・・なんやろ?なあ・・・なんやと思う?」
竹林の奥を覗くふりをした。
「なに?どこ?どこ?」
二人が2・3歩竹林の方へ向かった隙に、手首に食い込んだビニール紐を解いて逃げ出しやっとのおもいでフェンスの中に入った。
「まてぇー」
「マテェー」
追いかけて来たチビガキ二人。フェンスをよじ登り始めた。
「危ないじゃん!駄目!降りて!」
「駄目!危ない!降りなさい!」
私が金切り声を上げるのを尻目にリンちゃんは、するすると登りフェンスを越えて入って来た。
クロスケの方はワンピの裾をたくし上げ例のおむつ丸出しでよじ登ろうとしている。
フェンスを開けて入れてやるっきゃないしょ。
”逮捕””タイホ”はもうこりごりなので玄関に飛び込む。、追っかけてくる二人。
”ヤバッ“ (どうしよう!)
「ここにはこわーい鬼がおるんで」
咄嗟に玄関に飾ってあった”椎葉の夜神楽”の鬼の面を指差した。
そこはそれ子供のこと・・・後すざりしながらフェンス際まで行き二人して
お尻を向けて
「お尻ぺんぺん―あっかんべ~」
「オチリペンペン―アッカンペ~」
2度ほど繰り返して帰って行った。

あなどるなかれ!チビッ子!   おそるべし!チビガキ!

その夜は、足が痛くて弱った。
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住めば・・・mi・ya・ko

  1. 2009/09/08(火) 12:03:47|
  2. ■アンビリバボーな面々
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Miyaちゃんは、60年にちかくマンション暮らしである。
その間、大分・別府と2,3度引越したが、いずれもアパートかマンションでそれも2階以上。
今のアパートも、3階で隣の部屋は喜寿で結婚したあね様が2部屋借りてぶち抜いて新居にしている。
もう20年近く住んでいるのに,、上の人も階下の人も知らないという。
たまに階段ですれ違うこともあるけど挨拶もしないそうだ。
「ここはそんな都会やないけん、誰に会っても知らない人でも挨拶だけはしてよ」子供に言うように言った。
表から帰って来たMiyaちゃんは
「人に会ったけん“こんにちは”言ったよ」鬼の首でも取ったように報告した。

草花の好きなMiyaちゃんは、女一人暮らしのたいして広くも無いベランダに、所狭しとプランターや鉢植えを置いている。
庭の有るのを見て“野ボタン”だ何だと苗を買ってきて植えてくれた。
濡れ縁が良い、台所が広くて良い、風通し日当たりが良いと、かなり気に入っていたようなのだが一晩寝た翌朝!
「どうも地べたに寝ているようで落ち着かん!人が通るし車の音がする!誰かに覗かれよるような気がして眠れんかった!」
平屋に寝ることに、Mも危惧していたのだが、私は全然気にならないばかりかかえって人声が聞こえたり物音が聞こえることに“人里だ”と安心感さえ持っていた。

Miyaちゃんは出入り口は一か所施錠すれば、忍者ででもない限り人が窓の外を通るなどと言うことは無い。ここはどこからでも四方八方人が入れるし、覗かれると言う。
言われて数えてみたら施錠個所は10か所あったが、気を付けて施錠するのは玄関と裏口ぐらいなものだ。
以前の山の家より私は安全だと思っている。
エアコンの嫌いな私は、寝る時も窓はあけっパで寝る。
Miyaちゃんは、滞在中ずぅーと「寝姿を覗かれる!」と心配していた。
若い娘ならいざ知らず、誰がバーバラの寝姿を覗くものか…

そして、あね様と二人して
「療養に別府に来い」「温泉に入れば足なんてすぐ治る」と・・・それは有り難いんだけど―
笑い話に“貞子”の話をしたところ、常日頃「幽霊やお化けはなんちゃ―」と豪語していたMiyaちゃんは、急に浮足立って
「連れて帰る」今日にも私を別府に連れてゆくと息巻く。

「あのナ、二階が有って階段の上り下りが出来んくなってここに引っ越したんよ。あんたんとこ3階じゃん。エレベーターつけてから迎えに来てや!」

神童!?

  1. 2009/10/02(金) 14:37:10|
  2. ■アンビリバボーな面々
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あれ以来極力接触を避けていた隣のチビガキ。
昨日、表に出ると
「そこのオンナ!」
「うえっ!?」
リンちゃんがバケツを抱えて叫んでいる。
「出て来い!私は占い師だ。何か願いは無いか!」
「はっ!?はい」
戸惑いながら、咄嗟に
「お月さまでウサギが搗いているお餅を食べたい・・・」
フェンスの金網越しの会話だ。
すると、リンちゃんはバケツの前に座り込んだ。
花占い (3)

逮捕道具も持ってないようなので近寄って見た。
バケツの中味は水に花を浮かべたものだった。
花占いだと・・・
「あっ・・・お客様だ。」と言うと
「ウサギの搗いたお餅は食べられません。無理です。でも“月見神社”に行けば搗きたての美味しいお餅が食べられます」
言葉づかいが変わった。
「その月見神社ってどこにありますか?」
ふたたびバケツに顔を突っ込んで
「地図が・・・う~ん、ふくおか・ちば・あおもり・しこく・・・」
やおら顔を上げて
「千葉にあります。100個あります。リョウちゃんは何個食べますか?」
「えっ~!占い師さんの年はいくつですか?」
花占い (4)

「さる年の5歳です」
手をぱらりと開いた。
「5個くらいかな・・・後はお土産に持って帰ります」
私の返事を待たず、バケツを覗きこんでいたリンちゃんは
「リョウちゃんは、ネズミ年ですね!」
(ありゃ!?神童かも・・・)
「いいえ、猫年です」

「ルイちゃんの泣くのどうにかなりませんか?」
再びバケツを覗きこんでから顔を上げて
「ルイは戌年なのでワンワンしばらくは泣きます」
とのお答え。
(この子、ほんとうにそんな霊力?霊感があるのかも・・・)と思いつつ
「うちのぴーちゃん、いつごろお嫁に行きますか」
と聞いて見た。
「結婚のことですか?」
花占い (2)
「このオンナには二人のオトコがいます」
ええっ~~~!?(5歳の子供が言う言葉か!)
ぴーちゃんは結構私にも恋話は聞かせてくれる。

ルイちゃんがくっつくので、花の声が聞こえないとひとり
花占い
離れたところに行って
「一人はおじいさんですか?」
「いやぁ・・・おじいさんと付き合ってる話は聞きませんが・・・」
「車と電話です。オンナの乗ってる車の番号はなんですか・・・前にある“け”とか“す”とか分かりますか」
番号もひらがなも分からないと言うと
「電話番号をこのバケツの中に言って下さい」
と花の入ったバケツを渡されたのでいい加減な番号を言って戻すと、しばらくバケツをのぞいていたが
「聞こえません!もう一度はっきり番号を言って下さい」
(あのまま答えたらインチキや!―子供相手に本気になって)
「××××・・・・・××」
本当の電話番号をバケツに顔を突っ込んで叫んだ。

「年がたくさんの方は駄目です。年の少ない方とヨン月に結婚します」
「4月ですか?」
「いえ・・・ヨン月です。ラブラブで結婚します。」
「来年の4月?(マジで聞いてる)」

「リョウちゃんは、結婚していますか?」
「はい」
「だれと!?」
「・・・占ってみて下さい」

「あ~もう充電が切れたので・・・占い出来ません。花の言葉が聞こえなくなりました」
バケツを突き出す。

「それって電気なんですか?」
やっぱり5歳の子供か!







JIKOのオ・コ・ト・バ集

  1. 2009/12/13(日) 14:58:36|
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昔っからJIKOは 相当な ちょっとした天然だ。

サッカーの試合を見ながら
「相手は(オオム)軍団や。勝てる訳ないわ」
「カナリヤやろ!」


(ポット)洗うて干しとるけん」
「えっ!なんで?お茶飲めんやろ!」
干してあったのはペットボトル。


「あのイケメンの(サンタ)が・・・」
(ごんた)やったかのぉ」
「ほれ・・・整髪料の宣伝に出よる・・・」
「瑛太かい!」


「Mんち、行ったら大きな水槽に(おたまじゃくし)ようけ飼いよる」
ひょっとしてめだか・・・!


次の五輪開催地
リオデジャネイロ!
これがどうしても言えない!
リオネジャイロ!リオネジャイロ!」と連発!

笑い転げて一人で笑うのもったいないとMにメールしたら
「いまさら―」

笑い話で済んでいるうちは良いが
でも、もし認知症になったら―ボケはじめが分からんやろ!


昔、盆暮れに呉服屋さんが届けてくれた木綿の大風呂敷。
今は使うこともなく、箱に入ったままだったのを
店名を除けて、2枚使って「のれん」にしました。
のれん

おうちじゃない!

  1. 2010/05/08(土) 10:49:46|
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連休の間は、快晴!
春を飛ばして一足飛びで、初夏のようだった。
鶯もあわてて「ほーほけぺちょ!ほーほけぺちょ!」
滑舌悪く鳴いている。

こんなお天気の良い時は、玄関・窓・濡れ縁すべての戸をあけっぱなして・・・
東西南北から風が舞い込む。
お隣さんも、開けっ放しにしたようで、チビ達の泣き声が手に取る様に聞こえる。
その声を聞きながら、私は一番奥まったBako部屋でPCを打っていた。

ふいに『ギャッ!』とけたたましい幼児の泣き声!
びっくりして振り返ると、おとなりのやっとよちよち歩けるようになったお誕生をむかえたばかりのリョウくんが立っている・・・
大きく目を見開きながら大口をあけて『ぎゃ~ぎゃ~』
「あら!どうしたの?誰と来たの?」
私の声に、またひときわ大きな声で泣き叫ぶ。

その声にママとおねえちゃんが駆けつけた。

やっと、4・5歩、歩けるようになったリョウくんは、誰も気がつかないうちに一人で表に出たようだ。
で、家に入ったつもりで隣の我が家に入って来たらしい。
リョウくんにすれば、ママやおねえちゃんがいると思っているのに、先ずJIKOに遭遇。
顔を見たとたん『ギャッ!』
次に私に声をかけられ、リョウくんにとればパニックだったろう。
(なんで・・・いままでママがいたのに・・・)
抱っこしようとしたが、両手で突っ張って、座り込む(腰をぬかしていたのかも)
重い! 重い! 
まるで、石臼だ。

「あらあら、おうち間違えたの?」
ママに抱っこされて、やっと落ち着いた。

017.jpg

猫や猿ばかりではなく、子供も迷い込んだ、春の珍事である。


お化けの仕業!

  1. 2010/06/19(土) 14:43:26|
  2. ■アンビリバボーな面々
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我が家は、JIKOと二人暮らしのはずである。
が、この家にはもう一人と言うか一匹と言うかお化けが同居している。
以前から住みついていたものか、最近侵入したものか定かではないが、確かにいるのである。

先ず、気が付いたのは数か月前、私のお気に入りだったピンクの花柄のトイレマットが忽然と消えた。
洗濯をして取り込んで・・・一緒に洗った便座カバーは定位置に収納されているのにマットだけが消えた。
JIKOは
「Mが間違えて持って帰ったんやないか?」
確かにMは私に似ず結構粗忽者である―が
「何に間違えるんよ!ありえんけん!」
お化けの仕業である。

つい一週間前からは、寝室のテレビのリモコンが消えた。
「あそこでK―1見たよな?」
広いとは言えない部屋。
引越の際、がらくたは処分したので捜す場所も限られる・・・のに消えた。
JIKOは二日かけて、隅から隅まで、タンスの引き出しを引っこ抜いてまで捜したが・・・消えた!
お化けの仕業である。

お化けがトイレマットに座り込んでリモコン玩具にしてにたにた笑ってるのが見える。

この話をすると、アッちゃん
出がけに肌寒かったので、上着を引っ掛けて出た。
帰宅し、一息して気が付くと上着が無い。
そう言えば、出先で脱いだ記憶はある。
出先に近い私に連絡があり、取りに行ったがそう言う忘れ物は無かった。
その返事を聞いたアッちゃん
「あれ、とても気にいってたのよね・・・もう一度私、行ってみるわ」
やはり無かったが、諦めきれず一緒だった誰かれに
「私、いつまで着てたかしら」
「・・・・」「・・・・」
翌日、掃除しようと座布団を除けると有ったのである。
今まで自分が座っていた座布団の下に・・・
お化けの仕業である。

のりこさん
外出から帰り、鍵を開け家に入り、着替えをして好きなコーヒーを飲みながらご主人に電話しようとして気が付いた。
バッグが無い。
のりこさん宅はうちと違い豪邸である。
帰宅してからの、足取りを辿り、洗面所・二階のクローゼット・キッチン・応接間・リビング―どこにも無い。
ご主人に言付かった会社関係の書類、ほどほどの現金の入った財布、びっしり予定の書きこまれた手帳、携帯。
大いにあわてたのりこさんは、携帯も番号控えた手帳もないので、固定電話で唯一分かった友人に、同行4人の電話番号を芋蔓式に聞いて電話した。
最後に電話したヨウコさんが言った。
「鍵はどうしたの?バッグから出したんじゃないの?」
―鍵は、夫婦二人なので、秘密の場所にいつも置いて有る―
「携帯入れとったんよねぇ!警察に届ける前に一度携帯に電話して見れば!」
のりこさんは
(誰か出て・・・誰か出て!)
祈る思いでコールした。

どこか遠くで、かすかに聞き覚えのある着信音が・・・聞こえる様な!
コードレスの電話機片手に、着信音の出どこを探して・・・屋外へ
玄関を出るとドアの前の自転車の前籠の中で、携帯は鳴っていた。
これもお化けの仕業である。

どこにもお化けはいるんだ。

うちのお化け今度は、何を持っていくか・・・ある意味楽しみなような・・・
いやいや、早急にお化け退治を、対処法を如何にすべきか考慮中である!―





どんぐりころころころ!

  1. 2010/08/06(金) 14:10:09|
  2. ■アンビリバボーな面々
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JIKOの親友、自称「浪速の空海」ニックネーム「空海」が、これも小学校から同級生だったと言う、なかちゃんと訪ねて来た。
私とも50年来の知己で遠慮のいらない人たちだ。
いつものことながら、何の前触れも無く現れて「ソウメン食わせ!」
そうめんを食べた後、同級生三人のおしゃべりが始まった。

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私は隣の部屋で、彼らの話を聞くともなく聞いていた。

そもそも「空海」等と言うわりには、若い時分から女性との噂の絶えない人で、私の知る限り(会ったこと)でも5人の彼女がいた。 中には18歳だと言うイケイケギャルみたいな娘もいて、唖然とさせられたものである。
「英雄色を好む―言うけどもやな。あれはちゃうねん、英雄には何ぼでも女が寄ってきてまうんや。ほっとかへんねん」
などと勝手な理屈をこねていた。
60手前で本妻と本命の第1彼女を相次いで亡くし、気の毒に思っていたら、喪のあけるのを待ちかねて結婚すると言う。
その娘は、まだ20代半ばだったが自分のことを「○○ちゃんが・・・」等と猫なで声で話す色の白い狐顔のどうにも好きになれない女性だった。
「籍だけはいれるな!」私は会う度に忠告していたのだが、彼女がどうしてもと言うので入籍した―と。
決してイケメンでもカッコよくも無く、風貌はあえて言えば、北島三郎をチャラくしたような―当時はパンチパーマでサングラス(ちょっと見アブナイ人にも見える)その上、30も年の離れたオジンのどこに魅かれとるか―金だけやで!と辛辣なことも言った。

実際、その当時の空海は、バブル全盛の頃で能登・八ヶ岳・フィジーに別荘を持ち、車はベンツ・犬専用の車(パジェロ)まであった。
若い彼女の「ねぇ!パパァ・・・」の鼻声に高級マンションを都心に買い換え、訪ねる度に高級家具が増えていた。乗馬用の馬まで買わされたとか・・・
二年後、バブルが弾けると同時に何もかも一切合財かっさらって彼女は消えた!
海外出張から帰って見ると、2匹のラブラドール、家具一式、車・・・空き家状態だったと。
「貯金も七千万は持ってかれたわ」財布握られてたんやからしょうないやろ。
七百万円の呉服屋の請求書だけを残して、女狐は見事に消え去った。

これで懲りたと思っていたら、三度目の結婚をした。
今度は年こそ20歳下だが、派手さの微塵も感じられない眼鏡をかけた、ごくごく普通のおばさんで7歳の子を持つシングルマザーの娘がいる子連れ孫連れ結婚。
決め手は、「マッサージがごっつ上手くて介護師してんねん」
(いよいよ老後のこと考えたかな!孤独死防御措置か!)
「どこで見つけたんか・・・?」「どこの人か・・・?」
矢継ぎ早にJIKOが聞く。
「熊本の女でな、まだ親が生きてるから、猫の子貰うような訳にはいかんので挨拶に行ったんや」
「うん、うん、ほんで・・・」
「温泉に行きたい言うからついでに、天草パールライン走って砂湯の指宿行ってな」
「???鹿児島の???」九州地図を頭に描きながら私は声をかけた。
「そうや!篤姫がすきなんや」「それから雲仙に寄ってな」
「熊本はどうやったんか」再びJIKOが聞く。
「ああ~熊本城に行ってな、熊本城の柱はな、布を巻いて・・・・」
熊本の実家の話には、とうとう辿りつかず九州を無尽に走り回って、久能山に話はとんだ。
もともと登山が好きな空海は、腰が痛いので(?)久能山登山を思いついた。
頂上で、「サンセットが素晴らしいや。真っ赤な大きな夕日がゆっくり上ってくるの見てたら100万ドルのサンセットや」
「夕日は沈むんやろが・・・」
JIKOがつっこんだ。
さて、下山しようとしたら腰が立たず後ろ向きで四つん這いでしか動けない。
「相当の距離やで。軍手はめて這いずりまわって、ズボンの膝ボロボロや、しんどかったわ!」
「なんで腰痛いのに登山したん?」と私。
「頂上でな、ご来光(サンライズかい、そりゃ昇るわな。サンセットやなかったんや)拝んだら、御利益で治る思ったんや」
「バッカじゃないの!」私は、思わず言って大笑いした。
「笑いごとやないわ。山岳救助隊呼ぼうか・・・思うたくらいや」
そんな高齢者がいるから、山岳救助隊の人たちに迷惑かけるんや!

「でな、腰痛治らへんから玉川温泉に湯治に行ってな、ようなって帰る日に、うっかり源泉の吹き出し口に腰かけてん。ほんならケツ大火傷してな。大きな水膨れがでけて、痛うて・・・痛うて!」
「まともに座れず、車の運転大変やったんで」
「バッカじゃないの!」遠慮なく再び、笑い転げた。

飛んだ話の糸口は、今度は中国・青龍寺。
『0番札所』弘法大師の話をしていたのが途中から聖徳太子になっている。
昔からおとなしく口数の少ないなかちゃんは、最近耳が遠くなり補聴器を使うようになって、なお口数が減ったのだが、そのなかちゃんが
「そこで修行したがは弘法大師やろが・・・」と地味につっこんだ。

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仮にも空海を名乗るからには、一度くらい八十八ヶ所お参りにいかないけんやろ!と話が落ち着く。
「懺悔すること、仰山あるわ。位牌二つ持って行ってええか?」
なかちゃん、首をかしげて「喧嘩せんやろか?」
私が「手合わせる気になっただけでも上出来や。廻ってるうちにだんだん覚えるから、お寺でしたらいけんことだけ教えてあげや」
すると、なかちゃんが
「人にマッチを貸したり借りたりだけは絶対したらいけん!」
「マッチはいけんぞ。ライターなら良いけんど・・・」
JIKOが知ったらしく言う。
「ライターもいけんがぞ!火は、その人の業やから・・・」となかちゃん。
続けて「般若心経は覚えとっても、経本読んであげるがで」
空海「そんなもん覚えてないわ!全部読むんか!」
あっけらかんと答えた。

『もしな、もしもやで、結願出来たら、高野山と東寺一緒にいこな』

携帯は三人とも持っているが、受けて掛けるだけ。
メールは出来ない・電話帳の登録も出来ない・カメラ使った事無い。
家の電話番号聞いたら
「家に掛けることないから知らん」

まぁ70過ぎのじいさま連中の話聞いていたら、会話のキャッチボールが全然成立しない。
とんでもないところに、投げたり、受けそこなっても拾わない、受けたと思ったら投げ返さずに暫く考えて捨てた。
この様子を見て、とんでもないのはJIKOだけではない、平均かな!と思っていたらJIKOが
「おらがいちばんまともやろが?」
いやぁ似たようなもんやで!

『どんぐりの脊くらべやな!』


姫の運転

  1. 2011/11/13(日) 15:14:31|
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今川先生のお薦めもあり会長の太鼓判も頂きNHKの『朗読セミナー』を受講する事にした。
書類選考を経て愛媛県で21人。
受講料は7,000円(市から補助が出る)
会場の松山までの送迎も市が車を出してくれるとの事。

私を含む3人が基本コースだが西予市・大洲市各1名なのでそれぞれ自分の車で行くと言う。
で、私も中級の講義を受けるおひぃさんの車に同乗さして貰う事にした。
メタリックシルバーの33ナンバーである。
同乗者は院長夫人の会長・定年まで校長先生だったOさん。
花柄レースのクッションの置かれた車内はゆったりしていた。
「ワタシ高速は 走れませんの」
(えっ!?)
と言う事で1時間早めの出発。
「ワタシ60キロ以上で走ったこと無いのよ」
のんびりゆったり一般道を松山へ・・・
「あのぅ信号 黄色なんですけど・・」
あら 良いのよ(良くないでしょう?)注意して走ってれば・・・」
黄色では止まる気配も見せず話しに興が入ればハンドル放して手振り交えて話し出す。

神様!!
彼女の興味ある話題はしないで下さい。


前に40キロぐらいで軽が走っていた。
おひぃさん あおる・あおる
あげくパッシング
(はっ?・・うそぉ・・)
意外な行動に唖然とする3人。
指示器も出さずしばし併走(抜くなら早く抜けよ)
隣の車の後部座席の三越の紙袋・スーパーの袋にはキュウリが・・
その状態がしばらく続く。
(対向車来たらどうすんのよ)

これで事故ったら 『般若心経』唱えながらおひぃさんにキリスト様の元に連れて行かれるんだろうな・・
私以外はこれみんな保証金高いで・・・
いやぁ命の重さは同じか・・・
おひぃさんの息子さんが自動車保険の仕事やってるって聞いたから うまくやってくれるかな・・
等と思いつつ・・


2時間、掛かってやっと会場へ。
駐車場で係りに誘導されてバックの途中。

“ピーッ”

顔色かえているおじさんを見て・・
「あらごめんなさい!どこか壊しました?!」
「く・く・くるまっ・・・」

見事に駐車場の壁に接触。
前進で駐車出来る場所に代えて貰い移動時に再びこすって・・・・
「あっ」「あ~」私達を尻目に当のご本人は落ち着いたもので・・・
「何か壊しちゃったのかと思ったわ。恐い顔してるんですもの」

KC280018.jpg


帰途は会長がハンドルを握り、双海のサンセットを見ながら快適に無事帰って来た。

孫の名は蛙?

  1. 2011/12/14(水) 15:43:44|
  2. ■アンビリバボーな面々
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大分の知人で老舗の呉服屋がある。
子供は一人娘で和服の似合う楚々とした美人だ。
おんば日傘で育てられた『お嬢さん』
卒業したら跡を継ぐと云う約束で、東京の大学に行かせたはずであった。
ニュージーランドに留学もさせた。
充分すぎる仕送りもし、4年が過ぎた頃「実は好きな人がいて、その人との間に子供もいる・・・」
追い打ちをかけるようにアメリカ国籍の外人だと云う。
婿養子も納得の上だとも・・
(まぁグローバルに青い目の呉服屋も良いか~子供までいるのでは)と親も不承不承、納得し親子3人で帰ってくるはこびとなった。

空港へ降り立ったのはエマニエル坊やを抱いた我が娘とボブサップのような大男であったと・・  
信じ難き光景を目の前に我が目を疑った。
まさか・・まさかの・・想定外の有様にしばし言葉も出なかったそうだ。

まさにアンビリーバボー

そこまでの詳しい事を知らなかった私が「お孫さんの名前は?」「カエル」「はぁ蛙?どんな字書くの?」
「いや実は・・本名は××××キャイール××なんでカイルって呼んでます」
かくしてボブさんは呉服屋の若旦那におさまり、それにもまして可愛い孫の出現に「カエルカイル・・カイル」まさに目に入れても痛くない状態。

ボブさんもとても良い人で「娘が選んだだけの事は有る」
国籍はアメリカだが生まれは???でたまに訳の分からない言葉を発するくらいで何の違和感もないそうだ。

ここで呉服屋さんユニークな方法をとった。
店の売り出しの案内状と共に事情をイラスト入りで書いてお得意様・知人に配布したのである。
それまでの好奇な目が好意の目に代わってボブさんもカイルちゃんも、今では人気者なのだ。

店に行った友達の話によると、薄暗い店の奥で浴衣だけがひらひら動いていたとか・・・


こんな事もあるのでぴーちゃんがカレシ連れてきたとき(日本人?じゃないかも・・)思った次第である。




エマニエル坊や
エマニエル坊や 
         ボブサップ
          ボブサップ

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テーマ:アンビリーバボー!! - ジャンル:日記


知らない知人

  1. 2012/01/21(土) 23:42:27|
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グループホームT園に訪問が決定。
私は“八代祝言芋こかし”を朗読する旨 提出していた。
プログラムを見ると“八代祝言芋こがし”になっている。
こかし・・なんですが・・」
「あら!お芋焦がすんじゃあないの?」おひぃさん
こかすんですぅ」
こかすとは方言で転がす事である。

T園に着くと綺麗な銀髪で黒のワイドパンツにブランド物のサマーニットを着た上品な奥様が、満面の笑みで駆け寄り
「まぁお久しぶり・・お元気でしたか?」
きれいな標準語で話しかけて来た。
(商売してた時分のだれかれを思い浮かべるのだが、人を覚えないのが特技の私には想像もつかない)
「ええぇえ まぁ・・」笑顔で言葉をにごす。
「全然いらっしゃらないから・・どうされてるかと心配してましたのよ。その後皆様にはお変わりなくて?」
「ねぇあなた あの時の写真持っていらっしゃる?楽しかったわねぇ」
(その後・・?いつから・・・?)
(何をしたんやろう?誰?誰?誰だったろう?)
記憶の糸をまさぐりつつ・・
「いつから こ・こ・?」
「3年前からですのよ」
(はっ ここ開園して1年やけど・・)

「××さぁん 外に出ちゃあいけませんよ」介護士さんの声。
「じゃあ又後ほど・・ごきげんよう・・」
介護士さんに手を引かれ笑顔で室内へ消えた。

ショッキングピンクのキティちゃんが付いたスリッパに気付くべきだった。

ロビーには30人ほど集まっていた。
プレッシャーでガチガチの私に介護士さんが
「程度の差はあれ皆さん認知症なんですよ」
誰かが「カボチャだと思って・・・」
(そんなぁ無理!カボチャに目が有るか・・それも60個・・)
中には幽玄郷にお遊びの方もおられるけど・・

プログラムどおり進んで私の朗読。
BGMの中読み進む。
結構 面白い所では笑うし手応えを感じていた。

突然 奇声を発して踊り出したのは先ほどの奥様だった。
呆然としている私に
「続けて・・・」
と中西さんが促したが~
もう しどろもどろ・・()はとばすし感情移入どころの騒ぎではない。
おまけにヒョコヒョコ出てきたバアチャンとマイクのコードの引っ張り合い。
“芋”がこける前に私がコケタ!。

多少な事には動じない私だが・・
あの奇襲攻撃はないやろ。
痴呆症と云われてた頃、20年間お姑さんと付き合った私である。
最初から認知症集団と聞いておればそれなりの対戦出来たのに・・・

デビュー戦!!敗退!!

次回は完全武装で負けないぞぉ!!
テポドンでもミサイルでも持って来いっ!!



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誰もいない?消えた!

  1. 2013/06/01(土) 22:49:42|
  2. ■アンビリバボーな面々
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玄関の灯りは付いていなかったが鍵は開いていた。
チャイムを押して応答はなかったが
「お~い」と云いつつ靴を脱いだ。
中からはテレビの音が聞こえる。
食べ物商売(ロンドン)で盆休みもなく 仕事の合間をぬって米や肉・名物のちゃんぽんを携えて兄夫婦を訪ねて来たのだが・・・

食事の途中だった様子。
二人の茶碗には食べかけの飯。
湯飲みのお茶は湯気を立てている。
今の今まで食事をしていた痕跡。

エアコンもついている。
扇風機も廻っている。

「二階?」
「トイレ?」
「風呂?」
さして広くも無い家。
人の気配がない。

消えた

唯一の交通手段の車もある。
誘拐?される訳がない。
が・・悪いイメージしか湧かず立ちすくんだ。

その時、嫁のヒデコがあわてて脱ぎ飛ばしたスリッパに気がついた。
「あっ どっちかが倒れて救急車で運ばれた・・?」

見事な推理である。

 ----*----*----*----*----*----*----*----*
テレビから台風接近のニュースが流れていた。
折しも強風が吹き雨が降り出した。
私達は食事中だったが・・
「不燃物出しとかな・・台風になる!」
お盆で不燃物が溜まっていた。
大きなビニール袋を二人が両手に持って大急ぎで捨てに走った。
収集場は家から50Mほど上の山際。
雨の中 分別をして捨てやれやれ・・

と 帰って見ると家の中に人影?
「ドロボー?」
おそるおそるドアを開ける。
逆光の中二つの影があたふたしている。

「あっ 生きとるっ

わっだれっ

ロンドン(くれぐれも英国ではない)の義弟夫婦。
おっちょこちょいで慌て者のヒデコに消防車を呼ばれる寸前だった。
消防署?より警察?だと思うけど・・
まっ いずれにせよ事前に阻止出来て良かった。

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過日 森山直太郎が『君は五番目の季節ツアー』で来八。
車中より[ロンドンちゃんぽん]の看板を見つけ「八幡浜ロンドン?」で店にスタッフと食べに来たらしい。
らしい・・と云うのは誰一人気がつかなかったっていうか誰も森山直太郎を知らなかったのだ。

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コンサートで森山直太郎が[ロンドンちゃんぽん]の話しをし写真まで撮っていたと・・
ヒデコに聞くと「あぁ都会からの大学生が7人位来て写真 写しよったわ」

ロンドンのBGM演歌やったなぁ!


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「夏の夜の怪?」

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