桜舞

            Bako・・・可愛い孫たちが付けてくれた愛称。 ちなみに孫たちは[Bakoちゃん]と呼ぶ。  雅号は「水絵」!!風の吹くまま気の向くままに―

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トチブー

  1. 2009/05/30(土) 16:52:08|
  2. ■夜桜一家
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4月の末、Tochiが
「初給料出たけん」と、横になっている私に紙袋を差し出した。
卒業後、大阪・松山と就職口は有ったらしいが、本人が地元で就職した。
思うに両親の父母(私を含む)が、後期高齢者街道をまっしぐらに猛進中を考慮にいれたのではなかろうか(私の思い込みかも知れないが、いずれにしても嬉しいことだった)
それで初給料で私へのプレゼントはトチィブー
トチィブー(2)
パウダービーズの、なんとも愛嬌のある色黒ブーちゃん。
さっそく”トチブー”と命名。
以前から持っていたパウダービーズのクッションがビロ~ンと伸びてビーズがこぼれだし、引越の際、Mに
「もう、捨てや!」と言われたのを枕カバーに隠して持っていた。
そして、もう一個。PC周り
低反発
PC用の椅子のクッション!低反発のクッション。

そう!この家に来て初めて自分の部屋が持てた。
アイロンも腰かけて楽に出来るようになっている。
カーテンも初めて自分の好きなのを買った。
その窓辺には”ののちんぴーちゃん”の(こんじょもん風鈴)を吊った。
012.jpg

でも、この椅子にすわるのも数えるほど・・・それで、このクッションと”トチブー”を抱いて横になっていることが多い。
ぴーちゃんがMに
「Bakoな、クッションの使い方間違えとる!」
御心配なく、ちゃんとPCの椅子に使ってるよ―
私の好きな物ばかりで・・・本来なら飛びあがって喜ぶところだが、何せ足が痛いので横になったまま・・・ラッコ状態での大喜び!!

古希過ぎて財も名も無き吾なれど

        唯一の宝この子この孫


「おらには、なんも無い!」
ちょっと、すねぎみのJiko。
Tochiのふとしたはずみに良い香りが・・・
「良い匂いやね」と言うと
「おらも香水が欲しい!」
さっそく”カルバン・クライン”とTochiの使っていた”ブルガリ”が届いた。
001.jpg

「猫に小判」ならぬ「Jikoに香水」のお話は、又後日・・・


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人里に暮らして・・・

  1. 2009/05/16(土) 13:11:00|
  2. ■Bakoの事
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  4. | コメント:9
商店街のど真ん中の、喧騒を逃れて蜜柑山の中の一軒家に移り住み、気がつけば20年近く過ぎていた。
最初は、ちょっと腰掛の仮住まいのつもりだったのだが、隣近所のわずらわしさの無い、蜜柑の
香りに包まれた自然の中で多少の不便さは有るものの、元気な間は気ままで終の棲家でも良いとさえ思っていた。
が、年を重ねあちこち体の具合が悪くなってみると、何か有った時、助けを求めるご近所さんもなく、狭くても1・2階に分かれているとJikoに手助けを頼むにも携帯で呼ぶことになり、家の中にいても携帯が手放せなくなっていた。
夜ともなれば、猪やタヌキの気配のみ・・・今まで静かだと思っていた夜陰さえ心細い限り・・・

先ず、この家に来て人の気配を感じた時は心からほっとした。
フェンスの外を人が歩く音。
人の話声。子供の泣き声、笑い声。
そのなかで、私が交流を深めたのは、ベッド!(これが最高!)
寝たり…寝たりの毎日で引っ越して約1ヶ月は引きこもりの毎日で、窓から見える竹林と今だに鳴いている鶯の声を聞きながら、極楽!極楽!
6軒ある家の、お隣さんは5歳をかしらに2歳、生後3ヶ月の赤ちゃん。
上の二人は女の子で、ママ共々言葉がきれいだ、
「だってサ、だからサ―しちゃたのよ」
「駄目でしょう・・・そうじゃないでしょう!」
(元気になって八幡浜弁をレクチャーしたくては)
2歳の子は、いつ会っても
「おはよう!」と挨拶する、
赤ちゃんの顔は、まだ一度しか見ていない。

もう一軒には、4歳くらいの男の子
「ひゅうま」って呼んでるような・・・
ここのお母さんは関西なまりだ。
「あかん、あかんって!」
声は聞くが、今だに親子の顔は知らない。

Bossとぴーちゃんが”鰺”を大量に釣って来て
「御近所さんにおすそわけしたら―」
10匹ずつピンピン跳ねてるをJikoが持って行った。
”鰺”は”さやえんどう”に”夏ミカン”になって
「大阪の娘が帰ってきましたので―」
お菓子になって
20年来、御近所のお付き合いってなかったもんなぁ!

家の中には匠Mの技が随所にひかる。
なかでも驚かされたのは、以前から有った特注の大きな食器棚。
もともと家具屋だった義父が茶の間に合わして作らせたものだ。
まんなかから上下に切り離して、天板をつけ、普段使いの食器と来客用食器とに分けて収納。
冷蔵庫とシンクの20cmほどの隙間にも隙間ストッカー(知らなかった)なるものを置いて小物すべて収納。
冷蔵庫の中、シンクの下、押し入れの中。
まぁお見せしたいぐらい効率良く、且つ使い勝手よく収納されている。


2キロ圏内に大型スーパーが2軒あり、百均もダイキもドラッグストアーもある。
(私はまだ一度しかスーパーにも行ってない)
病院も8ヶ所あり、5mほどの路地を抜けると千丈川。
大きな鯉が群れている。
錦鯉もいたりして調子の良い時にはパンの屑を持って行ってやる。
夕べもJikoが鯉を見ているとTochiが通りかかり
「自分ちの池と思うたらリッチやなぁ」
と笑ったとか―

遠くに汽車の音が、たまに聞こえ、風にのって川向うの小学校のチャイムや子供達の歓声が聞こえる。
あっ!隣の子がJikoに「おはよう」と言っている。
なんとものどかで、おだややかな日々。
心も体もついでに頭までゆる~ゆる~。
これで体調さえ元に直れば・・・しあわせすぎて罰があたるかな!






あれから2カ月:地獄~極楽

  1. 2009/05/12(火) 12:09:23|
  2. ■夜桜一家
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3月の20日過ぎ。
桜の便りがちらほら聞かれ始めた頃、花冷えの寒い日が続いた。
それまで(暖かくなれば・・・)と、機嫌をとりつつ養生していた膝の痛みが、冷えと共に日々悪化してほとんど膝が曲がらなくなった。
なによりも辛いのが階段。
居住スペースが2階なので、日に何度となく上り下りを余議なくされる。
上がる時は両手を使って這って上がるが、降りる時は幸か不幸か狭い階段なので背中と両手で突っ張るようにしてポトン・・・ポトン・・・一段ずつ(降りると言うより滑り落ちる感じ)
実際に一度は落ちた。
(滑り台つけてくれ~)
両手に負担が、掛るので手首が腫れて指先まで使えなくなった。
リップクリームの蓋も、歯磨きのチューブも開けられないし、髪をゴムで結ぶ事さえ出来ない。
肘がつける所が有れば、良いが無ければ自力では立てなくなった。
歩くのも両膝が曲がらないのですり足で歩くのだが、ほんと5ミリの段差でもつまずく。

又、膝が曲がらなくて、手首が使えずに仰臥することの難儀さ・・・ふとんを敷いて寝ていたのだが寝るのも起きるのも一苦労。
いもむしのようにごろごろ、のたうちまわってふとんに入る有様。

この状況を知ったBossとMの行動は早かった。
少しでもM家に近い、平屋をさがしてJikoや孫達も下見に行き『ここなら―』と言う物件を見つけ私を連れて行った。
閑静な住宅地の一角、以前はナントカ省の官舎だったとかで同じ住宅が6軒棟を並べて建っているなかの端の一軒。
フェンスに囲まれた敷地の花壇には、チューリップ・水仙・パンジーが咲き乱れ、ちぃさな菜園には紫の花をつけた野菜?(後でBossに聞いたがジャガイモだって)
庭に面して家の端から端まで濡れ縁が続いている。
広い屋根付きの干場にカーポート。
私は一も二もなく気に入ったけど家賃・敷金とか引越しとか、自分の体調のこともあるし、2の足、3の足を踏み(夢だな―)なかば諦めムード。

その時、Bossから電話。
「気に入ったんなら、なんちゃ心配せんで引越そう!安心して、おらにすべてまかせなはいや!」
心強い、優しいBossの言葉に受話器を握ったまま、思わず号泣!
その上、Mも
「Bakoはなんにもしなくて良いから―」
(いや・・・したくてもなんにも出来ないし・・・)

間どり
間どり (2)

間取りと要所要所の写真つきの設計図を持って来て、
「口だけは元気なんやろ?どこに何を置くかだけ指図してくれればいいから―」配置

家具のミニチュアも作ってきてくれて
「これで配置を考えとき―後はなんにもしなくて良いから」

そうは言われても、なんにもしない訳にはいかんやろう!
で―飲まない方が良い薬を朝夕飲んだ。
痛みは和らぐものの、さぁ~副作用が酷い。
ジンマシン・口内炎・耳鳴り・頭痛それに、なんの予告もなくサラーと流れる鼻水。
サラサラの水洟がところかまわずぽたぽたと落ちる。
ティシュが手放せない。
そんな最悪な体調で始まった引越。
ほんとに雑巾一つ握ることなく、茶碗一つ整理することなく―
大事なPC周辺の整理までShinちゃんまかせ。

私は一番に運びこまれたベットの上で布団にもたれたまま、なすすべもなくMやぴーちゃんの
「Bakoはなんにもしなくて良いよ!」
の言葉に甘えて荷物が運び込まれるのを見てるだけ・・・
Bossにも
「引越の条件は、この際、いらない物は捨てること」
Mにも
「この3年以内に使わなかった物、着なかった服は捨てような!」

家が狭いので倉庫に預けていた洋服ダンス2棹、整理ダンス、小ダンスはじめ26年同居していた冷蔵庫・20年お世話になった電子レンジ・袋付きの掃除機・叩けば映るテレビ・・・柄の焦げたおたまやフライ返し、蓋のない鍋、ちょっと薄汚れたプラスチック製の数々の台所用品、ネズミが巣を作っていたと言う大量の古着。

みんな!みんな!さようなら!!
私は彼等?彼女等?の最後に立ち会うことなくお別れした。
川端に咲く桜の花を白濁した頭のまま、ぼんやり眺めて、この家に来て以後、外に出ることは無かったのだ。

Bossは照明器具を全部、取り替えてくれた。
廊下に出るとセンサーでトイレもお風呂も明るくなる。
手をたたかなくてもつくよ
玄関もセンサーで車庫も一緒に明るくなる。
居間には、あかい暖かな照明がついている。
水道の蛇口も握力の私の為、台所もお風呂場もレバー式に取り替えてくれた。
至れり尽くせりである。
そう!そう!トイレ―ウォシュレット!生まれて初めて―
(山の家は純和風古式)Mに
「ブルーの水流して・・・」と頼んだ。

台所もMとぴーちゃんが、屈まなくても良い動線で能率よく調理出来るようセッティング。
ステンレス製で統一された台所用品。
圧力鍋も並んでいる。
二人には大きすぎる冷蔵庫も
「食糧庫として使えば良いんよ」と乾物や調味料を百均でいろいろ小物・便利グッズを求めて来て
要領良く収納。スペースも十分確保出来ている。
氷が勝手に出来るし、閉め忘れると”ピーピーピー”電子音で知らせてくれる。
電子レンジも、いろんな機能がついているので『取説』片手に・・・まだ使えこなせない。

衣類もコロの付いた三段のケースや衣装箱に季節ごとに納めてメモをつけてある。
元々、鬱保有者のJikoが、私の体調と引越でいっぱい~いっぱいなのを気遣いながらぴーちゃんとMは、山と積まれた荷物を収納してくれた。
残念なのはM家全員、背が高い。
ぴーちゃんも娘も私より10cm以上高い。
そこで私はぴーちゃんが買ってきてくれた

CAMRH932.jpg

このお風呂の椅子が必需品なのだ。
ご飯をまぜるのも、ちょっと棚の上の物を取るにも・・・
下に座れない私の椅子がわりにも、いつもこの椅子を家中持って廻っている。

あれだけ苦労した地獄の就寝も、ベットは腰から入って足を上げるだけ・・・
んぅ~もう 極楽!極楽!
M家のみんな、ほんとに、ほんとうにありがとね!!
     
             











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