2006/07/31
黒巫女
リュックに着替えとスーパーの袋にスナック菓子を持って息子に連れられてやって来た。
お産で母親が急に入院したため、いつも預ける嫁の里の都合がつかず家で2日程預かる事になったのだ。
ハンナ5才の春。
はるな(ハンナ)は私の6番目の孫である。
仕事が有るので息子は玄関先でハンナを渡すと帰って行った。
盆と正月、年に数回しか会う機会がないので(泣くのではないか・・)(愚図ったらどうしょう・・)
どう接したら良いものか、不安な私の心配を見事裏切ってくれたのだ。
そしてハンナと私の攻防戦が始まった。
ぺこりと頭を下げ
「ハンナです。あんただれ?」
「ばあちゃんよ」
「ちがう・・ハンナのばあちゃんは山(嫁の里)におる」
(ばあちゃんは名前だと思っているようだ)
「あんた なまえは?」
「バコ」
「バコォ?へんななまえ・・」
「あんた おとこ?おんな?」
(ええっ?見てわからんの?)
試しに「男・・・」
「あぁ〜やっぱりな・・おっぱいないもんな」
(妊婦のお母さんと比べるなよ)
したり顔で続けて
「お化粧もいっぱいあるし・・お母さんなんか女やけん口紅一本で・・」
得意気に云う。
「年はいくつなん?」
「いっぱいよ」
「お父さんとどっちがいっぱい?」
(どうせ分かるまい)
「そりゃお父さんよ・・」
「ふ〜ん。んじゃ香姉ちゃんとは?」
(香は従姉妹で中学生)
これはちょっと気がひけて
「そりゃ私やなぁ」
「あんた おとななん?」
「うん。大人」
「ハンナおとなになりたいんよな。年いっぱいあるんなら少しくれん?」
「あ〜ぁ年ならなんぼでもあげるわ」
「じゃあ 早く頂戴!頂戴!!」
ちぃさな両手を私の方に差し出す。
「ホイッ!ホイッ!」
と私はハンナの手にタッチした。
ハンナはじっと自分の手をしばらく見つめおもむろに私の顔を見て
『黒巫女っ』
叫んだのである。
口調からしてよからぬ事であろうとは想像がついたが・・・
後日、『黒巫女』とは「犬夜叉」に登場する悪い呪術使いと聞いた。
この事を娘Mに話すと「いえとる。。いえとる」と爆笑したのだ。
その後ハンナを私達は「黒巫女」と呼ぶ。
不本意らしく「黒巫女」は口を尖らすのである。
お産で母親が急に入院したため、いつも預ける嫁の里の都合がつかず家で2日程預かる事になったのだ。
ハンナ5才の春。
はるな(ハンナ)は私の6番目の孫である。
仕事が有るので息子は玄関先でハンナを渡すと帰って行った。
盆と正月、年に数回しか会う機会がないので(泣くのではないか・・)(愚図ったらどうしょう・・)
どう接したら良いものか、不安な私の心配を見事裏切ってくれたのだ。
そしてハンナと私の攻防戦が始まった。
ぺこりと頭を下げ
「ハンナです。あんただれ?」
「ばあちゃんよ」
「ちがう・・ハンナのばあちゃんは山(嫁の里)におる」
(ばあちゃんは名前だと思っているようだ)
「あんた なまえは?」
「バコ」
「バコォ?へんななまえ・・」
「あんた おとこ?おんな?」
(ええっ?見てわからんの?)
試しに「男・・・」
「あぁ〜やっぱりな・・おっぱいないもんな」
(妊婦のお母さんと比べるなよ)
したり顔で続けて
「お化粧もいっぱいあるし・・お母さんなんか女やけん口紅一本で・・」
得意気に云う。
「年はいくつなん?」
「いっぱいよ」
「お父さんとどっちがいっぱい?」
(どうせ分かるまい)
「そりゃお父さんよ・・」
「ふ〜ん。んじゃ香姉ちゃんとは?」
(香は従姉妹で中学生)
これはちょっと気がひけて
「そりゃ私やなぁ」
「あんた おとななん?」
「うん。大人」
「ハンナおとなになりたいんよな。年いっぱいあるんなら少しくれん?」
「あ〜ぁ年ならなんぼでもあげるわ」
「じゃあ 早く頂戴!頂戴!!」
ちぃさな両手を私の方に差し出す。
「ホイッ!ホイッ!」
と私はハンナの手にタッチした。
ハンナはじっと自分の手をしばらく見つめおもむろに私の顔を見て
『黒巫女っ』
叫んだのである。
口調からしてよからぬ事であろうとは想像がついたが・・・
後日、『黒巫女』とは「犬夜叉」に登場する悪い呪術使いと聞いた。
この事を娘Mに話すと「いえとる。。いえとる」と爆笑したのだ。
その後ハンナを私達は「黒巫女」と呼ぶ。
不本意らしく「黒巫女」は口を尖らすのである。
テーマ:
こんなことありました -
ジャンル:
日記
袖とおす日々もうとくて若き日の



孫娘くれし風鈴 音高く 













」





薄暗き 宿のロビーでPCを打つ




とも言えないし・・
夏さかり 古きまなびや吹き抜ける




自己紹介